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(11/18)小松亮太 with ラスト・タンゴ・センセーションズ@江戸川区総合文化センター小ホール [小松亮太]

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2週間前、バンドネオン奏者・小松亮太さんのコンサートを観に行ってきました。
小松さんと言えば、タンゴのコンサートですね。
5人編成は大貫妙子さんとの共演が夏にありましたがそれを除けば個人的には今年初です。
また久しぶりな感じがして思った以上に楽しめました。
ということで、久しぶりのライブレポです。

小松亮太 with ラスト・タンゴ・センセーションズ
日時:11/18(金) 19:00~20:45(1時間45分)
会場:江戸川区総合文化センター小ホール(東京)
出演:小松亮太(bandoneon)、鬼怒無月(guitar)、近藤久美子(violin)、
   鈴木厚志(piano)、田中伸司(contrabass)
曲目:
~1部~
♪風の詩~THE世界遺産~
♪首の差で
♪1980年代
♪我々はあまりにも若かった
♪情熱大陸
♪目覚め ~ネスカフェ・ゴールドブレンドのテーマ
♪エル・チョクロ
♪ジェラシー

~2部~
♪92丁目通り
♪ブエノスアイレスの冬
♪リベルタンゴ
♪エル・アランケ
♪オブリビオン
♪五重奏のための協奏曲

~アンコール~
♪ラ・クンパルシータ



会場に到着しました。
ここはよく道に迷って遅刻するのですが、とりあえず無事に到着してよかったです。
でも、平日のコンサートなので会社を早退せざる得ませんでした。
やはり東京の東側は私にとって遠いです。

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今回のコンサートは満席です。
ポスターには「完売御礼」のラベルが貼ってありました。
ちょっと狭かったんじゃないですか?
次はぜひもう少し大きいホールでもいいんじゃないかなあと思いました。

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ホールに入りました。
私の座席は12列23番です。
やや後ろの右側でしょうか。
チケット完売公演となのでまあまあの位置でしょう。
大勢の観客と一緒にタンゴを楽しみます。

開演時間ちょうどに場内は暗転。
さすが完売公演ですね。
小松さんがバンドネオンを持って登場しました(^-^)//""パチパチ

1曲目の演奏は「風の詩~THE世界遺産~」。
小松さんのソロ演奏で始まった後に自己紹介。
最近、このスタイルでやってるみたいですね。
小松さん:みなさん、こんばんは。バンドネオン・小松亮太です。ようこそいらっしゃいました。
観  客:(^-^)//""パチパチ

あいさつが終わると小松さんのメンバー紹介と共にバンドメンバーが1人ずつ出てきて演奏に加わり、全員出てきたところで通常のバンド演奏になっていました。
メンバー紹介時の演奏が少し変わってたようですが、アドリブが利くこの曲ならではでしょう。

2曲目の演奏は「首の差で」。
最近ではハウス食品のザ・ホテル・カレーCM「紫吹淳登場」篇でこの曲が流れています。
ちょうどフィギュアスケートが始まった時期ですが、個人的にはこの曲を聴くとフィギュアスケートを思い浮かべるくらい小松さんに刷り込まれました。
いろんなアレンジが混ざってて短い割にはボリューム感を感じるタンゴでした。
小松さん:本日は金曜日ですが、チケットは完売でございます。ありがとうございます。
観  客:(^-^)//""パチパチ
小松さん:江戸川区は3回目だと思います。僕は足立区出身ですが・・・
観  客:(^-^)//""パチパチ
小松さん:そこで拍手?

小松さんはご存じの通り、東京都足立区出身です。
まあ、両方とも東側ということになりますが、私にとっては遠いことに変わりありません。
この日、私は会社を早退せざる得ませんでした。
よく遅刻する会場ですが、今回は最初から観ています。
小松さん:昨年、大貫妙子さんとの合作アルバムでレコード大賞を頂きまして・・・
観  客:(^-^)//""パチパチ
男性客 :おめでとう!!
小松さん:ありがとうございます。やりやすいです。

大貫妙子さんとの合作アルバム「Tint」が昨年発売されましたが好評だったようです。
もちろん、私も持ってます。

3曲目の演奏は「1980年代」。
そのアルバム「Tint」の収録曲です。
明るくリズミカルなタンゴで、近藤久美子さんの華やかなヴァイオリンや、鈴木さんの響きのいいピアノソロが目立っていました。

4曲目の演奏は「我々はあまりにも若かった」。
こちらもアルバム「Tint」の収録曲です。
小松さんとヴァイオリンの近藤さんとベースの田中さんのトリオですが十分迫力のあるタンゴでした。
人数が少ない分、小松さんのバンドネオンのメロディも多くあり、ソロ演奏もよく聞こえていました。

5曲目の演奏は「情熱大陸」。
ヴァイオリニスト・葉加瀬太郎さんの曲として有名です。
live imageのときにイントロででよく演奏されているゆっくりとしたソロ部分です。
もちろん、今回もソロ演奏でした。
今年のlive image 16 seizeでは演奏してなかったので久しぶりでした。
小松さん:このバンドネオンを今の今までアコーディオンだと思ってた人は?
観  客:・・・
小松さん:絶対いる!!
観  客:笑

それこそ東京都の東側は小松さんの領域なのでさすがに浸透したかと。。。
というか、タンゴが好きな人でこの楽器を知らない人が果たしているんだろうか。。。
小松さんのコンサートはタンゴが好きな観客が多いわけで明らかに観客の年齢層が高いです。
小松さん:タンゴといえばダンスはないの?と思うはずですが・・・
観  客:(^-^)//""パチパチ
小松さん:今日はないです。インストゥルメンタルです。

たまにダンサーを連れてきて数曲登場させることもありますが、小松さんのコンサートは基本的にダンスのないインストゥルメンタルが中心です。
なので私も観に来ています。
もちろん、私は踊った経験もないですね。
この後は恒例のタンゴ談義でした。

6曲目の演奏は「目覚め ~ネスカフェ・ゴールドブレンドのテーマ」。
その名の通り、「ネスカフェ・ゴールドブレンド」のCM曲ですが、それを「無理矢理タンゴにした」ものです。
今回もやや短めのショートバージョンでしたがタンゴの演奏でした。

7曲目の演奏は「エル・チョクロ」。
有名なタンゴで、曲紹介のときに拍手が出ていました。
イントロでどうも聴いたことがない重厚アレンジの演奏が入ってたなと思ったのですが、まだアルバム化してないんでした。
小松さんのアレンジによるいろんなパターンがある演奏で、まさにインストゥルメンタルでした。

8曲目の演奏は「ジェラシー」。
こちらも有名なタンゴで、同様に曲紹介で拍手が出ていました。
ヴァイオリンが目立つ曲で最近ではヴァイオリンんの近藤さんが観客席の扉から出てくるのが定番でしたが今回はステージ上にいて逆に違和感ありでした。
でも、しばらくすると観客席に降りてきて通路を歩きながらの演奏になっててホッとひと安心。
後方の席だった私のところには来なかったですが、目をつけた観客の目の前で演奏するのは今回も健在でした。

演奏が終わると小松さんたちが退場し、休憩時間になりました。
ロビーへ行きます。

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物販コーナーには小松さんのアルバムが並んでいて観客が取り囲んでいました。
昨年6月に発売されたアルバム「Tint」はもう購入済みです。
今回は特に何も買いませんでしたが誰かとコラボした時とかにまたアルバムを買いますか。。。

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ということで、何も買わずにホールに戻りました。
休憩時間が終わると場内は暗転。
小松さんとバンドメンバーが再び登場しました(^-^)//""パチパチ

9曲目の演奏は「92丁目通り」。
ピアソラがニューヨークの92丁目に引っ越したときに作ったと紹介していましたが、この当時の92丁目は華やかな場所ではなかったんでしたね。
やや暗めの渋い演奏でした。
あまり目立たなかった鬼怒さんのギターもここでは目立っていました。

10曲目の演奏は「ブエノスアイレスの冬」。
冬ということは春夏秋もありますが、今回はメジャーな冬でした。
フィギュアスケートでもよく使われる曲ですね。
曲名を言っただけで思いっきり拍手した女性の観客に対して「ピアソラが好きなのでなく高橋大輔選手が好きなんでしょ?」とツッコミを入れてました。
最初は暗く重い演奏でしたが近藤さんのヴァイオリンメロディや鈴木さんのピアノソロがあったり最後は穏やかな演奏に変わったりとかなりボリュームのある演奏でした。
小松さん:12/4に放送の「題名のない音楽会」の収録を一昨日しました。とてつもない企画で、フィギュアスケートの映像に合わせて演奏します。ズレてはいけないんですよ。

フィギュアスケートはtwitterのタイムライン上によく出てきますが熱心なファンが多いですねえ。。。
先週のNHK杯もtwitterでは盛り上がっていました。
「題名のない音楽会」は明日の12/4に放送ですがもちろん観る予定です。

11曲目の演奏は「リベルタンゴ」。
ピアソラの有名な曲ですね。
アルバム「Tint」に収録されているアレンジです。
小松さんは何度もアレンジしてますが、「最終形のつもりで書いた」と言ってました。
ちょっと前まではトリオ演奏だったりピアソラアレンジのイマイチなアレンジの演奏もよくやっていましたが今回はガッツリ激しい演奏で、ピアノの鈴木さんやギターの鬼怒さんのメロディも目立っていました。
曲が曲だけに、演奏が終わると一際大きい拍手が出ていました。

12曲目の演奏は「エル・アランケ」。
曲紹介では「弾くのが難しいが、後で聴くと楽しく聞こえる曲」と言ってました。
まさにそんな感じで最初は明るい演奏でした。
もしかしたら小松さんだけが大変なんですかねえ。
ただ後半はやや暗くなってピアノの鈴木さんがテクニカルな演奏をするところは難しそうでした。

13曲目の演奏は「オブリビオン」。
全然売れなかった映画のテーマ曲と言ってました。
暗くて哀愁漂う演奏が続き、最後は不気味なヴァイオリンのポルタメント音で静かに終わっていました。
この曲は味わうのが難しい曲ですね。

14曲目の演奏は「五重奏のための協奏曲」。
キンテートではいつも演奏している気がします。
小松さんいわく「8分30秒越えの曲」という長い曲で、小松さんや近藤さんの長いメロディがあったりテンポも変わったりでもはやタンゴではないだろという充実感があります。
重厚感のあるイントロではアルバムにはない楽器を叩く音がしましたがちょっとずつ変わってるかもしれません。
最後はアップテンポで迫力の演奏に変わり、エンディングにピッタリでした。

アンコールの登場後、改めて12/4の「題名のない音楽会」出演の告知と、12/23にシアター1010で開催されるコンサート「小松亮太 meets ワールド・バンドネオンプレイヤーズ 2016」の告知をしていました。
コンサートのほうはやりたい放題の総勢16人の大編成なのでぜひとも観に行きたかったのですが、この日私は大阪遠征中。。。
今から再演を期待しておきます。

アンコールの演奏は「ラ・クンパルシータ」。
かなり有名なタンゴです。
キンテートの最後はいつもこの曲にしてて、メンバー紹介を兼ねたソロ演奏も5人分ありました。
小松さんを紹介する近藤さん今回は体調がよくなかったのか声がかすれてましたが雰囲気は伝わってて拍手が出ていました。
ソロ演奏が終わるとスピードアップし、手拍子が出て最後まで盛り上がりました。

演奏が終わると小松さんたちが退場し、コンサートが終わりました。

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ロビーではサイン会の行列ができていました。
相変わらず多いですね。
でも小松さん単独のオリジナルアルバムって4年前の「俺のピアソラ」以来、出てないような。。。
アルバム「Tint」を含めて小松さんのアルバムは全種類持ってるので今回も見てるだけにしました。

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時刻は20時50分。
終わるのがやや早かったですね。
終演時間を遅くできないからでしょうか。
駅から遠いし、観客の平均年齢も高めですからねえ。。。

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さて、次の日もライブがあるのでのんびりはしていられないですね。
ということで、会場を後にしました。

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小松さんのパワーのある演奏やアレンジは聴き応えがあって楽しかったですね。
声援を送る観客もいてかなり盛り上がったほうだと思いました。
さすが満員御礼のコンサートというところでしょうか。
どうしても小松さんと言えばマニアックな演奏という印象が拭えないのですが、今回は時間も限られていることから比較的オーソドックスな曲が多かったでしょうか。
前半は比較的軽くて有名な曲が多くし、慣れてきたところで後半はピアソラ中心の重厚な曲に繋いでたように思いました。
観る側にしたら知ってる曲のほうが嬉しいですね。
曲数は若干少ないですが、十分楽しいコンサートでした。

次の小松さんコンサートの予定は12/23の「小松亮太 meets ワールド・バンドネオンプレイヤーズ 2016」を観に行けないのでしばらく空いてしまいそうですが、また情報が出てきたら小松さんコンサートを観に行こうと思います。

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