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(9/12)奥村愛×上松美香スペシャルコラボ@プラザウエストさくらホール [上松美香]

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開演時間が早くて予告できませんでしたけど昨日、ヴァイオリニスト・奥村愛さんとアルピスタ・上松美香さんのコンサートを観に行ってきました。
この2人の組み合わせは昨年、千葉県の館山市で開催されましたがその日の前日はそれこそここプラザウエストに来てて連続がきつかったので泣く泣く断念・・・
再び開催されることを知り、真っ先に飛びつきました。
クラシックの小品や南米の華やかな音楽を楽しんできたコンサートのライブレポです。

気軽にクラシックVol.22 奥村愛×上松美香スペシャルコラボ
日時:9/12(土) 14:05~16:08(2時間3分)
会場:プラザウエストさくらホール(埼玉)
出演:奥村愛(violin)、上松美香(arpa)、藤間仁(guitar)、加藤昌則(piano)
曲目:
~1部~
♪愛のあいさつ
♪Breezing air
♪サリーガーデン
♪Cruz del sur
♪歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より「間奏曲」
♪愛の喜び
♪前奏曲とアレグロ
♪チャルダッシュ

~2部~
♪ラ・ビキーナ
♪名もなき君へ
♪牛乳列車
♪燻る煙と共に
♪タンゴの歴史 第3曲「ナイトクラブ1960」
♪ティコ・ティコ
♪エル・チョクロ

~アンコール~
♪コーヒー・ルンバ


プラザウエストにはいつも車で向かうのですが、この日は交通渋滞がひどくて開演時間2分前にやっと到着。。。
会場スタッフに「間に合ってよかったですね」と言われながらホールに入りました。
ホントによかった。。。

私の座席はA列7番。。。
最前列のど真ん中というポールポジションを取っていました。
チケット販売初日の販売開始時間ほぼぴったりに電話しましたからねえ。
座席番号を聞いて座席表と照合したときは驚いたものでした。

開演時間を少し過ぎたところでホール内は暗転。
ステージが明るくなって、紫色のドレス姿の奥村さんが加藤さんと一緒に登場しました(^-^)//""パチパチ

1曲目の演奏は「愛のあいさつ」。
ヴァイオリン・リサイタルの最初によく聴くイメージがあります。
穏やかでしっとりとした演奏でした。
奥村さん:みなさんこんにちは。暑い中ようこそお越し下さいました。ヴァイオリン・奥村愛です。
観  客:(^-^)//""パチパチ

この日は少し暑かったですね。
まさに残暑でしょうか。
ここですぐに加藤さんにもマイクを持たせました。
加藤さん :みなさん、こんにちは!
数人の観客:こんにちは!
加藤さん :よかった。。。

ここで「こんにちは!」と叫ぶかどうかはちょっと迷いますね。
返事を期待している場合とそうでない場合があると思います。
ゴンチチのチチ松村さんは返事を期待していますが、奥村さんのように続きがあると思うと返事しづらいです。
加藤さん:チラシがありますよね。僕の写真がないんですよ。裏にもないんです。
奥村さん:失礼しました。

それがこのチラシです。
うーん・・・
確かに表も裏も奥村さんと上松さんの写真しか載ってないし、加藤さんについては全く紹介されていません。
それは加藤さんも出演することを主催のさいたま市文化振興事業団に伝えてなかったからじゃないかなあ。。。
奥村さんの共演がデフォルトで加藤さんというわけでもないし。。。
2人の所属事務所であるコンサートイマジンに文句を言いましょう。

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2曲目の演奏は「Breezing air」。
加藤さんが作曲したオリジナル曲です。
以前、観に行った奥村さんリサイタルのときも演奏していたので何となく覚えていました。
さわやかなバラード曲という感じで、加藤さんの独特のアルペジオピアノ伴奏をバックに奥村さんは爽やなメロディを弾いていました。

演奏が終わると加藤さんが退場し、水色の衣装姿の上松さんが藤間さんと一緒に登場しました(^-^)//""パチパチ
奥村さんは藤間さんも「チラシに載ってない」と紹介していましたが、こちらは載せて欲しかったですね。
だって、上松さんのご主人ですから。。。

3曲目の演奏は「サリーガーデン」。
ヴァイオリンのイメージがある曲ですね。
奥村さんはしっとりとしたメロディを演奏していましつぁ。
上松さんと藤間さんは伴奏でしたが、上松さんのサウンドホールから聞こえる音が今まで聴いてきた音と全然違いました。
やはり最前列は特殊な場所ですね。

ここで奥村さんが退場しました。
上松さん:改めまして、こんにちは!
観  客:(^-^)//""パチパチ
上松さん:上松美香です。奥村さんとは何回か共演させて頂いています。

冒頭で書いた館山以外にも共演がありそうですね。
ただ、私が上松さんの演奏を観に行くきっかけとなったのは奥村さんではなくNAOTOさんでした。
上松さん:いきなり質問ですが、アルパの演奏を聴くのが初めてという方は?
観  客:(^-^;)(^-^)/(^-^;)(少しいる。)
上松さん:すでにアルパを知ってる人は?
観  客:(^-^)/(^-^;)(^-^)/(結構しいる。)
上松さん:こっちのほうが多いですね。アルパも浸透してきたんですね。

まあ、上松さんが広めたと言っても過言ではないでしょう。
上松さんがまだ10代のときにテレビ出演してたのを見たときは衝撃を受けたものです。
この後はアルパの歴史についてしばらく紹介していました。

4曲目の演奏は「Cruz del sur」。
邦題は「南十字星」だそうです。
最初は「コパカバーナ」の別アレンジかと思いましたが違ってました。
全体的に穏やかな演奏でした。
上松さん:アルパの本場にパラグアイに行きました。愛さんはヨーロッパに行ってたんですか?
奥村さん:演奏しに行ったわけではないですが、オランダにいました。

まだ小さい頃にオランダでヴァイオリンを弾いてそれを観た人からチップをもらったのがお金をもらった最初だったそうです。
奥村さんがオランダ滞在時の思い出を語る間、上松さんは調弦を変えていました。

5曲目の演奏は歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より「間奏曲」。
私にとってはlive image終演の曲になりますね。
奥村さんと上松さんのデュオ演奏でした。
上松さんはホントにハープみたいに弾いてアルペジオを奏でていました。
奥村さんもメロディを美しく演奏していました。

ここで上松さんが退場し、加藤さんが再び登場しました(^-^)//""パチパチ

6曲目の演奏は「愛の喜び」。
クライスラーの有名な曲ですね。
最近はデフォルトが葉加瀬さんのになってたのである意味久しぶりです。
重奏の華やかなところは印象に残りますが、その間の緩やかな部分も長くてオリジナルに近いピアノ伴奏とヴァイオリンの演奏でした。

7曲目の演奏は「前奏曲とアレグロ」。
引き続きこちらもクライスラーの曲です。
葉加瀬さんやNAOTOさんがよく演奏してますね。
でもそんなに崩さずに演奏しているので、奥村さんの演奏も違和感なく聴けました。
力強かったりテクニカルな部分があったりと、クライスラーらしい演奏でした。

8曲目の演奏は「チャルダッシュ」。
ヴァイオリンの演奏で有名ですね。
上松さんと藤間さんが再び登場し、全員で演奏していました。
奥村さんの安定したメロディが中心ですが、上松さんも前奏では奥村さんのバックで複雑なメロディを弾いてたり、アップテンポになったところでは藤間さんのギターもよく聞こえてて厚みのある演奏でした。
人数が多いので、加藤さんはいつもと違うコードを使ったりして変化をつけていました。

演奏が終わると4人が退場し、休憩時間になりました。
ロビーへ行きます。
プラザウエストは総合施設なのでロビーはかなり広いですね。

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とは言っても、観客が動ける範囲は狭く、トイレと物販コーナーだけでした。
特に珍しいものもなくカフェとかもないのでホールに戻ります。

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休憩時間が終わるとホール内は暗転。
ステージが明るくなって、緑色のスパンコールキラキラドレス姿の奥村さんと、オレンジ色のニャンドゥティ(パラグアイの民族衣装)姿の上松さんが、藤間さんと一緒に登場しました(^-^)//""パチパチ

9曲目の演奏は「ラ・ビキーナ」。
上松さんがよくコンサートで演奏している曲ですね。
今回は奥村さんがメロディなこともあってか最初はゆっくりと演奏し、ヴァイオリンのメロディを引き立てていました。
ただ、その後は通常のテンポに戻り、藤間さんのギターがジャカジャカ聞こえる中を軽快に演奏していました。
奥村さんのメロディが多かったですが、上松さんのメロディも少しありました。

10曲目の演奏は「名もなき君へ」。
奥村さんが退場しました。上松さんと藤間さんの2人で演奏していました。
上松さんが妊娠中のときに作った曲でしたね。
温かみのあるしっとりとしたバラード曲の演奏でした。

ここで上松さんが再び調弦に入り、藤間さんがマイクを持たされます。
藤間さん:ご存じの方もいるかと思いますが、僕たちは夫婦です。こんな曲をいつ作ってたんだろう。
観  客:笑
藤間さん:みんなから僕そっくりと言われるんですよ。
上松さん:全部持ってかれてしまいました。

上松さんは昨年12月に男の子を出産しました。
父親似ですか。。。
いいですねえ。
今後も話のネタとして登場するでしょう。

この後は上松さんがアルパについて説明していました。
上松さんのアルパは完全オリジナルモデルで、サウンドホールが天使の羽根の形になってる・・・
アルパはヘ長調の音階しかないので半音上げて弾く場合はジャベを使って弦を抑える・・・
アルパに張られている弦はナイロン弦でファは赤くてドが青いが照明が青かったり赤かったりすると分からなくなるので照明を調整している・・・
ピックは使わず爪を伸ばして演奏しているが、ギタリストの間で使われている釣り用の緑のアロンアルファを爪の補強で使っている・・・
今回は面白い話が多かったです。

11曲目の演奏は「牛乳列車」。
イントロではその伸びた爪を惜しみなく使って列車が発車するときを現すようにジャンジャン鳴らしていましたが至近距離だと上松さんの長い爪がよく見えたので焦りました。
まあ、気にしなくてもいいはずですけどね。。。
その後は走り出した列車のごとく単調なコードで軽快に演奏していましたが最後もまた派手な演奏。。。
なんか最後まで緊張しました。

ここで、奥村さんと加藤さんが登場し、上松さんと藤間さんが退場しました。

12曲目の演奏は「燻る煙と共に」。
加藤さんが作った曲です。
奥村さんは「好きな曲」と言ってましたが、全体的にジプシー感があって暗い演奏でした。
ヴァイオリンが引き立ってた感じでしょうか。

13曲目の演奏はピアソラの「タンゴの歴史」より第3曲「ナイトクラブ1960」。
多分、聴いたのは初めてだ思います。
スケールの大きさは「ブエノスアイレスのマリア」みたいで明らかにピアソラと分かる重厚なタンゴの演奏でした。

14曲目の演奏は「ティコ・ティコ」。
こちらはいろんなアレンジで演奏されてる有名な曲ですね。
でも、聴いたのはやはり初めてでした。
穏やかでジプシー感のある演奏と南米っぽい明るい演奏が交互に出ていて異国情緒がありました。

15曲目の演奏は「エル・チョクロ」。
有名なタンゴですね。
確か、意味は「とうもろこし」でしたか。。。
再び上松さんと藤間さんが出てきて全員で演奏していました。
タンゴということで奥村さんのヴァイオリンがよく聞こえていましたが、藤間さんのギターもジャカジャカ聞こえて華やかでした。

アンコールの演奏は「コーヒー・ルンバ」。
これは上松さんの持ちネタです。
上松さんのメロディや藤間さんのギターが聞こえる華やかな演奏でした。
奥村さんはやや控えめでサブメロを弾いてたし加藤さんのピアノ伴奏も入ってて厚みのある演奏でした。

演奏が終わると4人が退場し、コンサートが終わりました。

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ロビーの物販コーナーでは奥村さんと上松さんのアルバムが発売されていました。
なになに・・・
奥村さんはサイン会で、上松さんは握手会ですか。。。
上松さんのサインは3年前に頂きましたけど結構凝ってるんですよね。

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握手会とサイン会の会場前にはすでに行列ができていました。
2人が同じアルバムにサインをするならアルバムを間違いなく買ってたと思いますが、今回は我慢することにしました。

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帰り際にチラっと見えたのですが、サイン会と握手会にはチラシに載ってなかった加藤さんと藤間さんも同席していました。
私はすぐに1階に下りてしまったのでその場を見てないのですが、藤間さんも握手してたんですかねえ。。。
加藤さんはサインを書いたんでしょうか。
そのくらいは見ておけばよかったかな。

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時刻は16時半前。。。
太陽が低くなるのも早くなりましたね。
会場を後にしました。

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最前列のコンサート鑑賞は久しぶりでしたが、最前列ならではの音を楽しめました。
上松さんのアルパのサウンドホールから聞こえてくる音がそれまでに聴いてたのと全然違ったんですよね。
ホールから音が出ているのがよく分かりました。
他の3人の音も申し分ないくらいによく聞こえて申し分なかったです。

上松さんの長い爪とか奥村さんの驚くくらいの小顔も拝めました。
加藤さんの顔が奥村さんの譜面台に隠れてしまって全く見えませんでしたが、そこは最前列の想定の範囲内です。
トークも面白かったし、曲はオリジナル曲や南米の曲にクラシックと盛りだくさんで充実の2時間でした。

スケジュールが合わないので今後の上松さんや奥村さんのコンサートを観に行く予定がしばらくありませんが、またいい機会があれば観に行こうと思います。

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