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(7/18)羽毛田丈史ソロコンサート「image la plume 2015」@サントリーホール ブルーローズ [羽毛田丈史]

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一昨日、live image音楽監督・羽毛田丈史さんのソロコンサートを観に行ってきました。
羽毛田さんのソロコンサートは昨年の秋以来、9ヶ月ぶりです。
live imageより少人数ですが、それを感じさせないくらいいいアレンジで演奏を楽しめました。
生音演奏と長いトークを楽しんできたコンサートのライブレポです。

羽毛田丈史ソロコンサート「image la plume 2015」
日時:7/18(土) 14:05~16:21(2時間16分)
会場:サントリーホール ブルーローズ(東京)
出演:羽毛田丈史(piano)、天野清継(guitar)、一本茂樹(contrabass)、結城貴弘(cello)
曲目:(ネタバレになりますので本文中に書きます。)



会場に到着しました。
入口の横ではビアガーデンがオープンしていましたが、この日は土曜日なのでビアガーデンの奥には他の店も並び、賑やかでした。
土曜日で仕事帰りの人は少ないと思いますが、やはり近所の人とか観光客とかですかねえ。

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入口には今回のコンサートのチラシと同様の白黒写真が出ていました。
演奏予定曲目は「地球に乾杯」、「ROOKIES~愛のテーマ~」、「とんび」と出ています。
ソロアルバムを春に出したばかりということで、羽毛田さんのピアノ演奏や、他のメンバーとのハーモニーを楽しめそうです。
開演は14時とやや早めですね。
あと1分しかないのでとっとと入場します。

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私の座席は7列9番です。
一般発売で購入しようと思ったのですが、幸いにもlive image 15 quinze東京公演の会場で販売されていたので座席指定で購入しました。
昨年、同じ会場で開催されたファーストコンサートでは先行販売に飛びついた結果、羽毛田さんの真横の最前列になってしまったんですよね。
最前列になっちゃうとなかなかメモが取れないので今回はすぐに飛びつくのをやめました。
少し視界が悪くなりますが、羽毛田さんの演奏が見えるやや左側が取れたし、なんと言っても手数料がタダなので結構満足しています。

開演時間を少し過ぎたところで場内は暗転。
バンドメンバー登場後に羽毛田さんが登場しました(^-^)//""パチパチ
光沢のある黒のジャケットの中にグレーのベストとオレンジ色のネクタイと胸元にもオレンジのポケットチーフ姿と見慣れない姿でしたが新調したそうです。
気合い入ってますね。

1曲目の演奏は「Pianophonic」。
羽毛田さんのアルバム「HAKETA TAKEFUMI」に入っている新曲です。
なんか朝を想像させるような爽やかさを感じさせる演奏でした。
同じメロディを羽毛田さんが弾いて無くても誰かが弾いていて厚みが維持されていて切れ目がない演奏だなと思いましたが、オリジナルでは5回の重ね録りをしている曲で、今回はそれを各楽器に振り分けたそうです。
音に切れ目がないと思ったのも納得です。
羽毛田さん:ようこそいらっしゃいました。羽毛田丈史です。
観   客:(^-^)//""パチパチ

そういえば、今年のlive imageではトップバッターを務めて最初のあいさつをしていましたね。
懐かしいです。
この後はメンバー紹介をしていました。
羽毛田さん:普段はlive imageをやってます。ピアノの回りに集まってリラックスするようなコンサートをできないかなと思ってました。またできて嬉しいです。

普段のlive imageは音響機器を使ってやっているのですが、羽毛田さんがサポートをやる他のコンサートも音響機器を使うのが多いので、こういう少人数の生音コンサートをやってみたかったということでしょうか。
羽毛田さん:葉加瀬くんは政治家みたいなところがあって、誘われたときに「やってみようかな」と言ったところ、次の週には全部準備ができていました。ハメられたかな。。。
観   客:笑

アルバム「HAKETA TAKEFUMI」を作ったときの話ですが、live image仲間の葉加瀬さんに誘われたようです。
羽毛田さんは葉加瀬さんのアルバムもいろいろプロデュースしてますね。
羽毛田さん:アルバムを聴き込んだ方ばかりだと思いますが、そうでない人でも楽しめるように頑張ります。

私はアルバムを買ってません。
最近、アルバムの購入を控えてるんですよね。。。
羽毛田さんはサントラを多数出しているので買うCDを絞らないとCDの山ができるばかりです。
やはりオリジナルアルバムがいいな。。。

2曲目の演奏は「ROOKIES ~愛のテーマ~」。
TBS土曜ドラマ「ROOKIES」のサントラからの曲です。
ドラマがヒットしたこともあって、後で出てくる「地球に乾杯」に次ぐ最近の主力の曲になってます。
バックは夕日をイメージしたオレンジ色になってましたがlive imageを思い出します。
オリジナルがストリングス中心の穏やかな曲なので、少人数でも違和感なく聴けました。

3曲目の演奏は「とんび ~メインテーマ~」。
TBS日曜劇場「とんび」のテーマ曲です。
image 14 quatorzeにも収録されています。
天野さんのギターアルペジオはオリジナル通りですが、結城さんのメロディで始まってました。
オリジナルの管楽器の代わりでしょうか。
その後は羽毛田さんも加わって穏やかな演奏が続いていました。

4曲目の演奏は「最高の人生の終り方」。
TBS木曜ドラマ「最高の人生の終り方~エンディングプランナー~」オープニングテーマ曲です。
天野さんの軽快なギター伴奏をバックに明るい演奏になっていました。
演奏前に羽毛田さんの祖母が大往生だったことを話していたので身構えてたのでギャップに驚きでした。
終活って言葉をよく聞きますけどまさにこんな気分で終わりたいということでしょうか。
羽毛田さん:昔からチェロの音が大好きで、アルバムを作るときにまず大フィーチャーしようと思いました。

羽毛田さんのソロコンサートではいつもチェロが登場します。
チェロの音色は私も好きですよ。
柏木広樹さん以外のチェロコンサートをなかなか観に行けないのですが、live imageでお馴染みの植木昭雄さんとか、松谷卓さんのサポートをやってた友納真緒さんのコンサートを観に行けたらなあと思っています。
羽毛田さん:ミュージシャンは2種類います。1つは音大卒でクラシックを弾いてる人、もう1つはバンドをやって自己流で頭角を現す人。プロになると2つが融合することになります。音大を出る人は譜面を見て弾くのが得意で、難しい譜面を見ると燃えます。バンドの人は譜面を書くと小さくなってくんです。でも、好きにやってよと言うと燃えます。結城くんは両方できるんですよ。
観   客:(^-^)//""パチパチ
羽毛田さん:そういう人は少ないです。

なんか結城さんを持ち上げていました。
live imageのストリングスはどっちかというと、クラシック畑の人が多い気がしますね。
柏木さんなんかもそうですが、譜面をぱっと見ただけで弾けてしまうのはすごいと思います。

5曲目の演奏は「1001」。
TBS日曜劇場「獣医ドリトル」からの曲です。
羽毛田さんの静かな伴奏をバックに結城さんのビブラートのかかった低音メロディが響いていました。
途中からは羽毛田さんがメロディになり、結城さんはサブメロを奏でていましたがやはりビブラートがかかっていて目立っていました。

6曲目の演奏は「恋の予感」。
TBS日曜劇場「ごめんね青春!」からの曲です。
穏やかなバラード曲ですが、羽毛田さんのメロディが爽やかに聞こえました。
ここでも結城さんのサブメロがいい感じでした。

7曲目の演奏は「a fine morning after the rain」。
羽毛田さんのアルバム「HAKETA TAKEFUMI」に入っている新曲です。
一本さんのベースがリズミカルに鳴ってて爽やかで明るい演奏でした。
映像音楽でない曲なので他の曲とは明らかにイメージが違ってましたが、後で「ドラマの中では使いにくい曲」と言ってました。
でも、こういう曲も全然ウエルカムです。
羽毛田さん:一本くんはエレクトリックバンドをやってたのにその後コントラバスに目覚めて受験勉強をし、24歳で芸大のコントラバス科に入りました。僕が知ってる限り彼しかいないです。

バンドをやってたのに後でコントラバスを学んだベーシストはK&Kの竹下さんも確かそうだったはずですが、一本さんは24歳で芸大入学ですか。。。
同じ芸大出身のNAOTOさんのライブにもよく出てきますけどこれは初耳でした。
多分、NAOTOさんよりも年上ですよね。。。

その後は羽毛田さんが今に至るまでのことを長々と話していました。
流れはこんな感じでしょうか。
・中学時代はフォークソング全盛で、羽毛田さんもギターを弾くようになった。
・ビードルズの曲に出会い、「Let it be」や「Hey Jude」でピアノを使っていたのを見てピアノを弾くようになった。
・ピアニストを目指して音大に入ろうとしてクラシックのピアノの先生に習いに行った。
・ジャズ、フュージョンなどいろんなジャンルの音楽が出始めたので音大に行ってる場合じゃないと判断し、ジャズピアニストを目指すようになった。
・ミュージシャンになるしかないと決断し、バンドを引き連れて上京。
・東京はアイドルブームになっていたのでジャズをやっている場合ではないと判断し、中山美穂さんのバックバンドを務めた。
・90年代にみんな観ていたフジテレビ月9のオーディションを通過し、作曲活動をやるようになった。
・ジャズを教わっていたのが加古隆さんが校長の学校(アン・ミュージックスクール)だったのが縁で加古さんのコンピュータ回りの作業をやるようになった。
・NHKから仕事が入り「地球に乾杯」が誕生。
・「地球に乾杯が」imageに収録され、翌年live image開催。現在に至る。
羽毛田さん:僕の仕事で15年続いたものはありません。
観   客:笑

いろいろやってきたんですね。
いろんな音楽に精通してるからこそlive image音楽監督ができるんでしょう。
「新しい物好き」と言ってましたがある意味羨ましいです。

8曲目の演奏は「地球に乾杯」。
今となっては羽毛田さんの顔見せ的な曲になっています。
最初はピアノソロでその後も穏やかなアレンジの演奏が続いていました。
後半になるとテンポが速くなって天野さんのギターが鳴るリズミカルな演奏に変わっていました。
照明も明るくなって、場を盛り上げていました。

演奏が終わると羽毛田さんたちが退場し、休憩時間になりました。
ちょっと外へ。。。
物販コーナーには羽毛田さんの最新アルバム「HAKETA TAKEFUMI」とPRESENTSシリーズ4部作、あとはサントラが4つ置いてありました。
最新アルバムが出たばかりということで、買っていく観客もいたようです。

その後ろにはスタンド花が並んでいました。
春野寿美礼さんはlive imageが始まる前に羽毛田さんを音楽監督に迎えてビルボードライブ公演をやっていました。
LE VELVETSは羽毛田さんプロデュースでアルバムを出すみたいですね。

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あれ、ロビーに出られるようになってるじゃん!!
入場するときはこっちには入れなかったはず。。。
大ホール側のスケジュールを確認しましたが、「サントリーホール 夏休みオルガン企画「それいけ!オルガン探検隊」もぐらん隊長とオルガンの秘密」というのがやっていました。
でも、15時終了なのでちょうど終わった頃でしょうか。

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カフェがオープンしていたので、アイスコーヒーを注文しました。
400円です。
羽毛田さんは最初に「寝てもいい」と言ってましたけどそうはいきません。
2部に備えました。

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休憩時間が終わると場内は暗転。
羽毛田さんとバンドメンバーが登場しました(^-^)//""パチパチ

9曲目の演奏は「この空と大地の出会う場所」。
アニメ「魔法遣いに大切なこと」テーマ曲です。
live imageでもよく演奏されています。
イントロのピアノソロを聴いて久しぶりだなあと思いました。
「アイリッシュテイストを入れた最初の曲」と紹介していましたが、穏やかな演奏でした。
意外と音が大きく聞こえましたが、この会場ならではでしょう。

10曲目の演奏は「太陽の仔」。
「氷点2001」のサントラからの曲です。
羽毛田さんのやや明るくて穏やかなピアノソロ演奏でした。

11曲目の演奏は「氷点2001」。
同番組のテーマ曲です。
やや重苦しい演奏でしたが、映像音楽ならではでしょう。
オリジナルよりは結城さんや一本さんの音が出ていて重厚でアコースティックな感じでした。

12曲目の演奏は「臨死体験」。
今年のlive image 15 quinzeでも演奏していましたね。
あのときも、ストリングス中心の穏やかな演奏だったので違和感はないです。
羽毛田さんはメロディというよりはアルペジオで神秘的な音を出していて、代わりに結城さんや一本さんが目立つ演奏をしていました。
曲紹介ではlive imageでは拍手が小さかったと言ってましたが、つかみ所が難しいなとは思ったんですよね。。。
そこは映像音楽ですからしょうがないです。

この後は羽毛田さんが音楽を担当したNHKスペシャル「臨死体験」とTBS日曜劇場「天皇の料理番」の曲作りの違いについて長々と話していました。
前者はとにかく内容に近づかず、何かを主張しない曲を求められたのに対し、後者は全くその逆で「時代感を出せ」とか「哀愁が全然足りない」とか言われたそうです。
前者は主張が少ないから拍手が少なかったんですよ。。。

13曲目の演奏は「天皇の料理番メドレー」。
TBS日曜劇場「天皇の料理番」は7/12に最終回を迎えたんでしたね。
今回は昨年11月から曲作りを始めて苦労したと言ってました。
私は全く観ませんでしたがこのクールのドラマの中ではトップの視聴率だったそうです。
「ROOKIES」とか「とんび」とか結構絡めてますよね。。。
内容はサントラから3曲のメドレーでした。
曲紹介で「アコーディオンの代わりにピアニカで演奏します」と言ってましたが、オリジナルでアコーディオンが聞こえるのは「篤蔵のワルツ」だけなので間違いないかと。
天野さんの伴奏に乗って羽毛田さんは前半の部分だけピアニカを使ってフランスっぽさを感じさせる演奏をしていました。
次はやたらとチェロの暗いメロディが続いていましたが、羽毛田さんの暗いアルペジオ演奏からして多分「葛藤」だと思います。
オリジナルよりもチェロの音が大きく聞こえててかなり暗い感じでした。
最後は羽毛田さんが曲名を言ってたので間違いないですが、メインタイトルの「明日の夢 ~天皇の料理番~」でした。
少し長めで、明るいバラード風の演奏でした。

14曲目の演奏は「アルマンドのルンバ」。
羽毛田さんのソロコンサートではよく演奏されています。
白熱の演奏でバンドメンバーも全面に出てアドリブ演奏をするなど、コンサートならではの演奏になっていました。
一本さんの見せ場でも他の3人が楽器を叩いてリズムを作り、最後まで突っ走っていました。

15曲目の演奏は「リベルタンゴ」。
ピアソラの有名なタンゴです。
live imageでは小松亮太さんがよく演奏していますが、他のアーティストもみんな演奏しています。
結城さんのチェロが最初に聞こえていましたが、チェロもよく合います。
その後はlive imageでもお馴染みの演奏が続き、羽毛田さんのジャズっぽい演奏や、天野さんの速弾き演奏を聴けました。

この後はアンコールです。
一旦下がっていた羽毛田さんたちが登場しました(^-^)//""パチパチ
羽毛田さんは上着を脱いでグレーのベスト姿になってました。
この前の2曲は熱かったですからねえ。。。

アンコール1曲目の演奏は「My Favorite Things」。
live imageではお馴染みのスタンダードナンバーです。
今回は天野さんのイントロで始まり、その後も羽毛田さんと2人だけで演奏していました。
羽毛田さんのピアノ演奏は特殊コードが多くてなんかジャズっぽかったです。
一瞬、チック・コリアかなと思ってしまいました。

アンコール2曲目の演奏は「Samba de Orfeu」。
その名のとおり、サンバです。
天野さんのギターが奏でるサンバのリズムがよく聞こえていましたが、夏にピッタリです。
羽毛田さんも軽やかに演奏していました。

演奏が終わると4人で横一列に並び一礼をしていました。
最後に羽毛田さんが退場し、コンサートが終わりました。

ロビーに戻りましたがスタンド花の前にサイン会場が設置されていました。
羽毛田さんのサインって最近もらってないですが、五本指や鍵盤を書くあれですよね。。。
アルバム出たばかりだし、長そうだなあ。。。
今回は見送ることにしました。

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外に出ました。
この日は台風11号の影響からか、雨が降ったりやんだりでした。
でも、あまり影響が出なくてよかったです。
会場を後にしました。

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サントリーホール ブルーローズならではのコンサートを楽しめました。
生音でしたが特に音の小ささは感じられず、むしろ普段は聞こえない音も聞こえてたんじゃないかなあと思いました。
たまにはこういう少人数もいいものですね。
普段は音響機器を使っている羽毛田さんは特にこういうのをやりたいと言ってたのも分かるような気がしました。

あとはトークですか。。。
live imageでもそうなのですが、最近トークが長いですよね。
話し出すと止まらないみたいな感じでしょうか。
本文に書いてないこと以外のもいろいろ話をしてましたが、引き出しをいっぱい持ってるんだろなと思いました。
また今後のソロコンサートでも面白い話を聴けるでしょう。

次の羽毛田さんコンサートはいつになるか決まってませんが、またあれば観に行こうと思います。

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