SSブログ

(3/9)高嶋ちさ子 presents 北とぴあクラシックス 第10回記念スペシャルコンサート@北とぴあ・さくらホール [小松亮太]

140309_1537~02.JPG


4ヶ月前のことですが、バンドネオン奏者・小松亮太さんがゲスト出演した高嶋ちさ子さんコンサートを観に行ってきました。
主目的は小松さんを観に行くことでしたが、ちさ子さんも有名なヴァイオリニスト。。。
観に行って損はないだろう。。。
この時期はハッピータンゴアワーやビルボードライブ公演と続いてたのでそのままの勢いでチケットを買ってしまいました。
昨年のめざましクラシックス以来の高嶋ちさ子さんとの共演で楽しんだコンサートのライブレポです。

高嶋ちさ子 presents 北とぴあクラシックス 第10回記念スペシャルコンサート
日時:3/9(日) 16:06~18:11(2時間5分)
会場:北とぴあ・さくらホール(東京)
出演:高嶋ちさ子(violin)、村松亜紀(piano)、坂田知香(violin)、
   生野正樹(viola)、江口心一(cello)、赤池光治(contrabass)、
   高嶋ちさ子12人のヴァイオリニスト
ゲスト:小松亮太(bandoneon)
曲目:
~1部~
♪「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
♪子守歌
♪歌の翼に
♪2つのヴァイオリンのための協奏曲より第一楽章
♪シャコンヌ
♪ラ・カンパネラ

~2部~
♪ヴァイオリンとヴィオラのためのパッサカリア
♪妖精の踊り
♪風の詩~THE世界遺産
♪目覚め
♪首の差で
♪リベルタンゴ

~アンコール~
♪フィドル・ファドル



会場に到着しました。
この頃はまだ寒かったのでみんな分厚い格好をしてますね。
昼間の開催なので明るいですね。
中に入ります。

140309_1539~01.JPG


ポスターが貼ってありました。
ちさ子さんほどではないですが、小松さんも大きく写ってます。
ただ、ちさ子さんとかぶらない色にしたほうがよかったかな。。。

140309_1540~01.JPG


すでに入場が始まっていました。
ゾロゾロと観客の後をついて行きます。
結構大きいホールですね。

140309_1541~01.JPG


物販コーナーではCDが販売されていました。
ササッと覗いてみましたが、やはりちさ子さんのものが多い。。。
ここはしょうがないです。

140309_1548~01.JPG


ということで、ちさ子さんのアルバム「ロマンティック・メロディーズ」を購入しました。
昨年のlive image 13 treizeに収録されている「Blue Forest」が収録されていて注目はしてたんですよね。
後でちさ子さんと小松さんのサインをもらおう。。。

140309_1550~02.JPG


ホールへ入りました。
私の座席は2階I列7番です。
後ろから4列目。。。
チケットの入手が遅くなってしまったため、かなり後ろになってしまいました。
一応、小松亮太さんの演奏を観るのが主目的なのですが、今回はゲストだし。。。
そんな軽い気分で取ったので十分でしょう。

開演時間を少し過ぎたところで場内は暗くなり、ステージは明るくなって、ちさ子さんとピアノの村松さん登場しました(^-^)//""パチパチ

1曲目の演奏は「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲。
live imageの終演後に流れている曲なのでなじみ深いです。
美しいメロディを奏でていました。
なんか後ろのほうから観客のどよめきが聞こえてきて他のヴァイオリンの音も聞こえるなあと思ったので後ろを向いたら、12人のヴァイオリニストが観客席の通路にいつの間にか登場してて演奏していました。
ちさ子さんの得意技ですね。
ちさ子さん:みなさん、こんにちは。ヴァイオリン・高嶋ちさ子です。
観   客:(^-^)//""パチパチ
ちさ子さん:ありがとうございます。北とぴあ・さくらホールのコンサートもの10回目。2003年からやっています。計算が合わないのでは?と思っていると思いますけど、間に2年出産で休んでました。今回は即完売。。。嬉しいです。毎回呼んでいただいててホームグラウンドです。

ちさ子さんには息子が2人います。
トークのネタにもよく出てきますね。
ちさ子さん:ピアノ・村松亜紀
観   客:(^-^)//""パチパチ
ちさ子さん:ずっとピアノを弾いてくれてます。名字が変わりました。離婚したんじゃないんです。結婚したんです。

ちさ子さんのトークはトゲがあるんですよね。。。
先ほど買ったアルバム「ロマンティック・メロディーズ」に書いてありましたが、村松さんの旧姓は「近藤」だったようです。
ご主人の村松寿和さんは東京都府中市にあるという「Toshi's Bar」のオーナーだそうです。
すごいな。。。

12人のヴァイオリニストは1曲で退場しました。

2曲目の演奏はブラームスの「子守歌」。
穏やかな演奏でした。
なんか葉加瀬さんっぽいなと思ったのですが、ブラームスを信仰する葉加瀬さんと何か通じるものがあったかな。。。

3曲目の演奏はメンデルスゾーンの「歌の翼に」。
しっとりと美しい演奏でした。
途中から12人のヴァイオリニストが今度はステージ横から出てきて一緒に演奏していました。
おや、11人しかいないですねえ。。。
すぐに気がつきました。
ちさ子さん:歌の翼に乗って白い天使が舞い降りました。12人のヴァイオリニストです。
観   客:(^-^)//""パチパチ
ちさ子さん:11人しかいないと言いたくなると思いますが、私を入れて12人です。高嶋ちさ子と12人のヴァイオリニストだと13人になってしまいます。

え゛っ、そうだったんですか?
いつも12人いたような気がしたのですが。。。
まあ、ちさ子さんがそういうならそれでいいか。。。
きっとスケジュールが合わなかったんでしょう。

4曲目の演奏はバッハの「2つのヴァイオリンのための協奏曲」より第一楽章。
12人のヴァイオリニストメンバーの中島知恵(ともえ)さんを2ndヴァイオリンにしていいハーモニーを奏でていました。
さすがにオリジナルはチェロもベースもビオラもいるので低音が薄いなあと思いましたが、ピアノの村松さんが頑張ってました。

5曲目の演奏はバッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ第2番」より「シャコンヌ」。
ちさ子さんが退場し、12人のヴァイオリニストのみで演奏していました。
オリジナルは20分と長い曲なのですが、6分に短縮して演奏していました。
こちらは元々無伴奏ヴァイオリンで演奏されている曲なので、より豪華に聞こえました。

ここでちさ子さんが再び出てきて12人のヴァイオリニストにいろんな弾き方でヴァイオリンを弾かせながらメンバー紹介をしていました。
どの会場でもやってると思いますます。
最後に全員で「アルプス一万尺」をそれぞれの弾き方で楽しそうに演奏していました。

6曲目の演奏はリストの「ラ・カンパネラ」。
昨年のめざましクラシックスでも演奏していたし、image 4 quatreにも収録されているので聴き慣れてます。
やはりピアノ曲のイメージがありますが、ちさ子さんと12人のヴァイオリニストも一緒に演奏していました。
大勢いて厚みのある美しい演奏でした。

演奏が終わるとちさ子さんたちが退場し、休憩時間になりました。
ロビーへ行きます。

140309_1702~01.JPG


物販コーナーは開演前よりも観客が増えていました。
こういうのって一度見てから買うって人が多いんですかねえ。
私の場合はたいてい、先に買ってしまうほうです。
買う時間がなかったときだけ終演後に買ってます。

140309_1709~01.JPG


別の一角ではちさ子さんファンクラブ「Simba」の入会受付をしていました。
確か、live image 14 quatorzeの前に会員限定のトークショーやって、ちさ子さんがいろいろぶちまけたんでしたっけ。。。
会員の方は怖いもの知らずだと思います。

140309_1703~01.JPG


ざっと見回したところで休憩するか。。。
ロビーの一角に休憩所がありました。
でも、ロビーが広いので危うく見逃すところでした。
せめて案内表示でもあればいいのに。。。
缶コーヒーを買って少し休みました。

140309_1707~01.JPG


休憩時間が終わると場内は暗くなり、ステージは明るくなって、ちさ子さんとビオラの生野さんが登場しました(^-^)//""パチパチ
ちさ子さん:ビオラは若干大きいですよね。ヴァイオリンとの違いを説明してください。
生野さん :サイズが微妙に違います。音も微妙に低いです。若干違います。
観  客 :笑
ちさ子さん:オーケストラでの役割を教えてください。
生野さん :ヴァイオリンのサブメロとチェロのユニゾンです。
ちさ子さん:表に出てくることは滅多にないですよね。
生野さん :年に一度です。
ちさ子さん:ビオラと言えば皇太子ですね。

それ、どういうフリだ?
ビオラはいい楽器ですよ。
いずれビオラリサイタルも観に行きたい。。。
いつになるかな。。。

7曲目の演奏はヘンデルの「パッサカリア」。
昨年からよく演奏してますね。
チェロと2人で演奏することが多いですが、元々はヴァイオリンとビオラのための曲だったそうです。
生野さんと2人だけで演奏していました。
同じメロディの繰り返しなのですが、いろいろ弾き方を変えて演奏して長い曲になっていました。

演奏が終わると生野さんは退場し、代わりにチェロの江口さんが登場しました。
ちさ子さん:ドコモのCMに出ていた2CELLOSをパクって2エロズとつけてました。江口の字からさんずいを取るとエロになるのでつけたのですが、ドルチェッロに改名しました。
観   客:(^-^)//""パチパチ

この一件から、ちさ子さんは下品だと思うようになったんですよね。。。
まあ、それに関してはいいや。。。
江口さんと同じくチェロの古川展生さんのユニット「ドルチェッロ」のコンサートが4/5にティアラこうとうで開催されると言ってました。

8曲目の演奏は「妖精の踊り」。
ちさ子さんは退場し、江口さんとピアノの村松さんの2人だけで演奏していました。
軽快なピアノ伴奏に乗って江口さんは超絶技巧な演奏を披露していました。
とにかく短い音をずっと弾き続けていました。
やっぱりエロいな。。。

ちさ子さんの紹介でゲストの小松さんが登場しました(^-^)//""パチパチ
やっと登場ですか。。。
生野さんに続いてヴァイオリンの坂田さん、ベースの赤池も出てきてフルメンバーになります。

9曲目の演奏は「風の詩~THE世界遺産」。
楽器編成の影響だと思いますが、春のlive image nouveauで演奏したようなアコースティックな演奏でした。
ストリングスは厚みがあって美しかったです。
ちさ子さん:演奏の雰囲気が一気に世界遺産ですよ。
小松さん :そうだといんですけど。
ちさ子さん:珍しい楽器ですね。バンドネオン奏者が以前より増えてますね。
小松さん :日本は一番テレビで流れていると思います。バンドネオンはドイツで作られましたがアルゼンチンで広まりました。THE世界遺産、情熱大陸、八重の桜で流れていてアコーディオンとは違うと認識し始めてると思います。
ちさ子さん:いろんな曲がありますね。
小松さん :アコーディオンはフレンチなイメージですが、バンドネオンはジャンルを特定せずに作られました。フィギュアスケートでも使われてます。
ちさ子さん:どんな曲?
小松さん :キム・ヨナがアディオスノニーノを演奏したり、ソトニコワがオブリビオンを演奏してます。
ちさ子さん:日本で広まったのは間違いなく小松さんのおかげですよ。クラシック界にも広がってます。

ここではまじめに話をしていました。
live imageでコケにされたのとはやはりわけが違うか。。。
小松さんのバンドネオン講座が長く続いていました。
ボタンは音階と関係なくバラバラに配置されてますが、きれいに並べるよりもバラバラのほうがいいらしいです。
ふむふむ。。。

10曲目の演奏は「目覚め」。
いわゆる「ネスカフェ・ゴールドブレンド」のテーマです。
4分のフルサイズで演奏していました。
フルサイズはキンテートでは演奏しないので私が観たのは久しぶりでした。
ストリングスだけが演奏する間奏部分で小松さんは右に移動してましたが、小松さんが移動する姿は珍しかったかも。

11曲目の演奏は「首の差で」。
浅田真央選手が2008年に使っていたと紹介していました。
いつもヴァイオリンが目立つので今回もちさ子さんが目立つ演奏でした。
艶がなかった気がしましたが、楽器の特性かな。。。
ちさ子さん:小松さんはアレンジも全部やるんですね。難しいアレンジで気が引けました。首の皮1枚で繋がっている12人のヴァイオリニストを入れて。。。
小松さん :言うと思ってました。

「首の差で」に引っかけたトークかアレンジについてのトークか判りませんが、両方かな。。。
小松さんなどタンゴミュージシャンは自分で全てアレンジをするみたいです。

12曲目の演奏は「リベルタンゴ」。
12人のヴァイオリニストも登場して大人数の迫力のある演奏になってました。
ちさ子さんは昨年のlive image 13 treizeで聴いたような感じのメロディで演奏していましたが、懐かしかったです。ストリングスが多かったせいか、小松さんはちょっと控えめでした。
この曲はちさ子さんのネタでもあるのでしょうがないか。。。

アンコールの演奏は「フィドル・ファドル」。
12人のヴァイオリニストがいるときは必須の曲になってますね。
盛り上がる曲で手拍子が出ます。
12人のヴァイオリニストが90度ずつ向きを変えながら演奏するところはサントリーホールのようにP席があるホールならよかったですが、誰もいない方向を向いて演奏している姿はなんかイマイチだったかも。
その後はちさ子さんたちもスタンディングになって踊りながら演奏していました。
弾いてるほうも楽しそうでした。

演奏が終わると12人のヴァイオリニスト、小松さん、サポートメンバー、ちさ子さんの順に退場し、コンサートが終わりました。

140309_1825~01.JPG


この後はサイン会ですね。
先ほど買ったアルバム「ロマンティック・メロディーズ」を持って参加します。
ロビーは帰路を急ぐ観客で一杯でしたがどこに行けばいいかな。。。

140309_1813~01.JPG


ロビーを出た右側にサイン会会場ありました。
椅子が2つあるのが見えます。
小松さんも参加ですね。
早速並びます。

140309_1813~02.JPG


ということで並んだのですが。。。
なんと、列は2つあったんです。
今、私が並んでいるほうがちさこさんの列。
前方に数人が並んでいるほうが小松さんの列。
一緒にサインするんじゃないの?

140309_1817~01.JPG


がっかりしましたが、このCDで小松さんのサインをもらうわけにも行かないので、小松さんを横目にちさ子さんからサインをもらいました。
次からは気をつけないと。。。

140309_2054~01.JPG


このころはまだ夜のイルミネーションが絵になる時期でした。
青い明かりがきれいですね。
会場を後にしました。

140309_1825~02.JPG


ヴァイオリンの坂田知香さんが12人のヴァイオリニストから「寿退社」で卒業したことをちさ子さんのツイートで知りました。
きっといいことがあったんでしょう。
12人のヴァイオリニストというよりはオーケストラimageのメンバーとして見ていたのでなんかうれしいような淋しいような。。。
また出てきてほしいな。。。

小松さんは4曲演奏してましたが、なんとか自分をアピールできたかな。。。
トークも充実していたし、主要な曲は聴けたと思います。
「フィドル・ファドル」の共演も聴きたかったですが、さすがにバンドネオンで踊るのは無理だったかな。。。
live image 14 quatorzeではちさ子さんから大変気の毒な扱いをされていましたが、そこはちさ子さんが自分のコンサートということで自重したでしょうか。
今後もきっと共演することがあると思いますが、注目しておきます。

今のところ、ちさ子さんのコンサートを観に行く予定はありませんが、小松さんのコンサートは2週間後の「ブエノスアイレスのマリア」ですね。
リハーサルも始まってるようです。
昨年の演奏からの進化を期待しながら2週間後を迎えようと思います。

コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。