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(9/22)トリオ・エスパス「収穫祭コンサートvol.2」@東京文化会館小ホール [相川麻里子]

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昨日、ピアノトリオ「トリオ・エスパス」のコンサートを観に行ってきました。
live imageでオーケストラimageのコンサートマスターを務めているヴァイオリンの相川麻里子さんを観るのが主目的です。
昨年も実施して好評だったとのことで今年も観に行こうと思ったのですが、この土日はいろいろライブがあり、最後まで観に行くかどうか悩んでいました。
昨年、ワインが販売されてたことを急に思い出し、今年もあるんじゃないかと思って観に行く決断をしました。

Trio Espace ~Fete des Vendanges vol.2 収穫祭~
日時:9/22(土) 14:01~15:43(1時間40分ほど)
会場:東京文化会館小ホール(東京)
出演:佐藤勝重(piano)、相川麻里子(violin)、植木昭雄(cello)
曲目:
~1部~
♪チルドレンズ・ソングより(チック・コリア)
 No.7
 No.6
 No.16-17
 No.14
♪ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(ドビュッシー)
 第1楽章 Allegro vivo
 第2楽章 Intermède. Fantasque et léger
 第3楽章 Final. Très animé
♪チェロとピアノのためのソナタ(ドビュッシー)
 第1楽章 Prologue : Lent
 第2楽章 Sérénade : Modérément animé
 第3楽章 Final : Animé, léger et nerveux

~2部~
♪アデンダム(チック・コリア)
♪ピアノ、ヴァイオリンとチェロのためのトリオ(ドビュッシー)
 第1楽章 Andantino Con Moto Allegro
 第2楽章 Scherzo.intermezzo : oderato Con Allegro
 第3楽章 Andante Espressivo
 第4楽章 Final : Appationato

~アンコール~
♪亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)
♪子供の領分 第6楽章 Golliwog's Cakewalk(ドビュッシー)


開演時刻1分前に東京文化会館に到着しました。
ここに来るのは3ヶ月前の木村大さんリサイタル以来、3ヶ月ぶりです。
ホールが上野駅の駅前にあるというのがうれしいホールですね。
そのせいもあってか、小ホールはほぼ毎日何かしらのコンサートが開催されています。
早速中に入ります。

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今回のコンサートのポスターが貼ってありました。
相川さんのHPと同じデザインの水玉模様がとてもきれいです。
おっと…
感心している場合ではありませんでした。
当日券を買って急いでホールに入りました。



ホール内ではすでに出演者3人が入場を済ませていて、音合わせをしているところでした。
危ない危ない。。。
でも、すでに開演しているので中央の席に移動する時間がありません。
人の邪魔にならないようにJ列31番の席に座りました。
ちょっと右側ですが、相川さんが正面に見える席です。
とりあえず、滑り込みセーフでした。

1曲目の演奏はチック・コリアの「チルドレンズ・ソング」から。
トータルで1曲になるような構成とアレンジは相川さんや植木さんの同級生・啼鵬さんが務めています。
原曲はチック・コリアのピアノ曲なのに今回も真面目にアレンジをした啼鵬さんもグッドです。
難しいという評判の啼鵬さんアレンジの割にはそんなに難しくなさそうに聞こえました。
そこは植木さんが曲紹介で言ってましたが、タイトルとおり原曲が単純だってことでしょうか。

No.7はメヌエットのように軽快な演奏でした。
No.6は少し暗い感じです。相川さんの少しきつ目のメロディーが印象に残りました。
No.16-17はその名の通り、No.16とNo.17がごちゃまぜになってるってことでしょう。最初と最後が穏やかで途中、激しい演奏もありました。
No.14はさわやかで軽快な演奏でした。

演奏が終わると、相川さんとピアノの佐藤さんが退場し、チェロの植木さんが残って少し曲紹介をしていました。
植木さん:こんにちは。今日明日と連休にもかかわらず着ていただき、ありがとうございます。
観  客:(^-^)//""パチパチ
植木さん:ドビュッシーが生誕150年ということで、ドビュッシーの曲をやりたいねーって話になって今日、演奏することにしました。

ドビュッシーが生誕150年ということは1862生まれってことになりますね。
日本ではちょうど幕末のころかなあ。。。
曲紹介が終わると植木さんが退場し、相川さんと佐藤さんが再び登場しました(^-^)//""パチパチ

2曲目の演奏はドビュッシーの「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ」。
この曲は相川さんが立って演奏していました。
最初の曲では座ってたので体調が悪いのか、それとも座ったほうが楽なことに気がついたかのどちらかかなと思ったのですが、いずれでもなかったみたいですね。
相川さんと佐藤さんの息の合った演奏でした。

第1楽章はいかにもソナタ形式のようないろんな展開がある少し長めの演奏でした。
第2楽章は第1楽章と同じ調なのであまり違いがない感じですが、少し尖っててメリハリのあるメロディーだった気がしました。
第3楽章は他の楽章よりは華やかな感じの演奏でした。

演奏が終わると、相川さんと佐藤さんが退場しました。
続いて、植木さんと佐藤さんが登場しました(^-^)//""パチパチ

3曲目の演奏はドビュッシーの「チェロとピアノのためのソナタ」。
考えてみれば、チェロソナタって滅多に聴くことがないですねえ。
まあ、植木さんのソロリサイタルを観に行けばいいわけですけど、なかなか観に行く機会がないです。
植木さんと佐藤さんの息の合った演奏でした。

第1楽章は全体的に暗くしっとりと演奏していました。チェロはやっぱりじっくり聴くのが一番でしょうか。
第2楽章はピッチカート入れたり変なコードがあったりと少しトリッキーな演奏でした。
第3楽章はいつの間にか入ってて境目がわからなかったですが3楽章らしく明るく演奏していました。

演奏が終わると植木さんと佐藤さんが退場し、休憩時間になりました。
ロビーに行きます。

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昨年のコンサートではロビーでワインを盛大に振舞っていて行列ができていたのですが、今回はそのような気配を感じません。
ビュッフェを見ましたが、至って普通に見えました。
今年はやってないのかな。。。

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物販コーナーにはCDが置いてありました。
きっと、サイン会もやるんでしょう。
相川さんたちは終演後に出てくるのが早いのがうれしいですね。
ザザっと覗き見してみましたが、植木さんのソロアルバムと相川さんが参加するTrianguloのアルバム「TRINIDAD」が置いてあったのは見えました。
「TRINIDAD」はもう持っているのでとりあえずCDはパスです。

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当然、ワインは買っておきました。
3000円です。
なんか24本限定と言ってたのですぐに飛びついてしまいました。
アートワインを信用しています。



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ラベルの右側にはドビュッシーの肖像画が貼ってありました。
フランス語はよく判りませんが、「ドビュッシー生誕150周年記念」とでも書いてあるんでしょうか。
バッハとかベートーヴェンとかと違って頭は普通なので、そんな昔の人ではない感じがしますね。



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ラベルの左側には今回のコンサートタイトルが書いてありました。
昨年のコンサートで買ったワインには出演者3人の顔写真が入ってたんですけどねえ。。。
今回の顔はドビュッシーで十分ということでしょうか。
その下にはLe Grand Rouge de REVELETTEと書いてありますね。
ルヴレット グランルージュの2010年もののようです。
後で飲んでみます。



ホールに戻りました。
休憩時間が終わると、相川さん、植木さん、佐藤さんの3人が再び登場しました(^-^)//""パチパチ

4曲目の演奏はチック・コリアの「アデンダム」。
1曲目に演奏した「チルドレンズ・ソング」の最後の曲で、補足という意味があるそうです。
これは本当にピアノトリオのために作曲された曲と植木さんは紹介していました。
何かの曲のメロディーに似てるなあと思ったのですが、、、
ちょっと忘れました。
明るく軽やかな演奏でしたが途中からいろいろ転送したり、メロディーが複雑になっていました。
植木さん:補足としては、この曲は難しすぎる。。。3拍子なんですが、とても3拍子の曲には聞こえない。。。気が狂いそうでした。

これを聞いて最初は啼鵬さんがアレンジしたから気が狂いそうになったのかなと思ったのですが、これはオリジナルからそうなので啼鵬さんは関係なかったようです。
植木さん:このトリオで演奏するのは2回目ですが、トリオ名をエスパスとつけました。自由な空間を持ちたいと思ってつけました。

エスパスとはフランス語で宇宙、空間の意味だそうです。
英語だとスペースでしょうか。
そういえば、今回出演している3人は共にフランスに留学しててそれがきっかけでピアノトリオを結成したんでしたね。
植木さん:そういう話を友人にしたのですが、実はパチンコで同じ名前のものがあるらしくてびっくりされました。

検索をかけると確かに出てきます。
面白い友人だな。。。
植木さん:この2人、ひどいんですよ。僕におしゃべりを押し付けておいて僕が話すと笑ってるんです。
観  客:笑

昨年もトークは植木さんでした。
相川さんはまず話すことはないですねえ。
マイクを向けられても遠慮していました。

ここでマイクを佐藤さんに渡していました。
佐藤さんはCDの宣伝とコンサートの話をしていました。
根津理恵子さん(piano)と共演する“ショパンの日”ジョイントコンサートが表参道のアリストホールで10/17に開催されるそうです。
宣伝だけして植木さんにマイクを返しました。

5曲目の演奏はドビュッシーの「ピアノ、ヴァイオリンとチェロのためのトリオ」。
ようやくピアノトリオの本チャンというところでしょうか。
相川さんと植木さんがフロントで並びその間の後ろに佐藤さんがいる配置で演奏していました。

第1楽章は軽やかで優雅な演奏でした。
第2楽章は少し暗い演奏ですが、軽快な演奏やトリッキーな演奏もありました
第3楽章はしっとりと穏やかな演奏でした。
第4楽章は壮大な楽章でいろいろ変化があり、少し長く演奏していました。

この後はアンコールです。
佐藤さんだけが出てきました(^-^)//""パチパチ
佐藤さん:プログラムは終了しましたが、アンコールを2曲用意しています。

この後は曲紹介をしていました。
想像よりも1曲多いのでよかったです。

アンコール1曲目の演奏は「亜麻色の髪の乙女」。
これはいろんな奏者が演奏してて有名な曲です。
佐藤さんがピアノソロでしっとりと演奏していました。

演奏が終わると相川さんと植木さんが再び出てきました(^-^)//""パチパチ

アンコール2曲目の演奏はドビュッシーの「子供の領分」より第6楽章。
一番知られているそうです。
軽快な演奏でマーチの演奏のように楽しく聞こえました。
最後らしい曲でした。

演奏が終わると3人が退場し、コンサートは終わりました。

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ロビーにゆっくり出ると、すでに出演者3人がロビーにいました。
佐藤さんの前には長い行列ができています。
握手会、、、でもなさそうです。
普通の握手会で見かけるような流れ作業ではなく、結構長く話していたように見えました。
これは長くなりそうだ。。。

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相川さんと植木さんはCD売り場にいてサイン会の対応に追われていました。
この写真では観客に隠れて見えなくなってますけど相川さんは水色のドレス姿のままです。
時間を置かずロビーに来たんですね。
観客を待たせない姿勢はありがたいことです。

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サイン会の横に相川さん向けの花が置いてありました。
テレビ朝日はlive imnageにも毎回花を用意してくれますね。
できれば、live imageの映像を流して欲しいところですが、全く動きなし。。。
収録したツアーファイナルの映像はどこに行ったんでしょうか。



時刻は15時53分…
まだ空は明るかったです。
思ったよりも少し早く終わったかな。。。
会場を後にしました。

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最近、こういうクラシックコンサートを聴く機会がなかったので、私にとっては久しぶりにじっくり聴くコンサートとなりました。
やっぱり楽章の間の拍手がないほうがコンサートがスムーズに進むし前の楽章の印象が残るのでいいです。
久しぶりに生音も聴いたし、いいコンサートでした。

次は来年の1月でしょうか。
佐藤さんのオフィシャルブログには新曲を初演すると載っていました。
予定が重ならなければ次も観に行こうと思います。

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