(2014/10/16)羽毛田丈史ソロコンサート「image la plume」＠浜離宮朝日ホール

４ヶ月前のことですが、live image音楽監督・羽毛田丈史さんのソロコンサートを観に行ってきました。
羽毛田さんは昨年の春に初のソロコンサートを行い、それが好評だったので再演しますとlive image 14 quatorzeで宣言してたんでした。
東京と大阪の２公演に増やし、活動範囲を広げているようです。
そんな羽毛田さんの２回目のソロコンサートのライブレポです。

羽毛田丈史ソロコンサート「image la plume」
日時：10/16 18:30?～21:13(2時間40分過ぎ?)
会場：浜離宮朝日ホール(東京)
出演：羽毛田丈史(piano)、天野清継(guitar)、一本茂樹(bass)、結城貴弘(cello)
ゲスト：松田幸一(blues harp)
曲目：
～１部～
♪サイダーハウス・ルール メインテーマ
♪この空と大地の出会う場所
♪瑠璃色の空
♪TBS日曜劇場「ごめんね青春！」より「M-9」
♪A Song for the Sprout
♪無伴奏チェロ組曲風のラルゴ
♪ジャズ・ラルゴ＠ロリポップ
♪Elegant Calm of the Moment

～２部～
♪地球に乾杯
♪太陽の仔
♪愛を奏でて
♪臨死体験 メインテーマ
♪ダニーボーイ
♪とんび ～メインテーマ～
♪Country Farm Band
♪アルマンドのルンバ
♪リベルタンゴ

～アンコール～
♪My Favorite Things
♪枯葉
♪ROOKIES ～愛のテーマ～


会場に到着しました。
私の座席は1階3列8番です。
live image 14 quatorze東京公演2daysで先行販売してたのを購入したので前のほうの席が取れました。
ピアノの場合はちょうどいいやや左側だし、なかなかいい席だと思います。
羽毛田さんの弾く姿もしっかり拝めそうですね。
と、思って意気込んで会場に向かったのですが、開演時間を30分間違えてしまい、大幅な遅刻。。。
開演時間が18時30分のコンサートを観に行くのは会社を休まないと無理だなあ。

ということで、最初３曲は他のところから拾った曲目を見て思ったことを書きます。

１曲目の演奏は「サイダーハウス・ルール メインテーマ」。
live imageではオーケストラimageの入場曲になっています。
ストリングスが美しい曲ですが、今回はチェロの結城さんが頑張ったのかな。。。
聴きたかったなあ。。。

２曲目の演奏は「この空と大地の出会う場所」。
live image 3 troisで演奏したのが最初だったみたいです。
私は2009年のgreen imageで聴いたのが最初でした。
ピアノが中心だと思いますけど聴きたかったなあ。。。

３曲目の演奏は「瑠璃色の空」。
9年前の日本テレビドラマでしたね。
主演の成海璃子さんの写真集を手に取ったことがありました。
ただ、当時中学生なのでそのまま置きましたが。。。
聴きたかったなあ。。。

とはいえ、この３曲は2014/3/15開催の春のimage la plumeで聴いていたのでダメージは少なくて済みました。
この後のトークで私は会場に到着し、席につきます。

４曲目の演奏はTBS日曜劇場「ごめんね青春！」より「M-9」。
昨年、放送されたドラマからの曲です。
まだ、このときはタイトルが決まってなくて「M-9」と言ってました。
「心情１」というテーマだそうですが、柔らかいタッチで演奏していました。

５曲目の演奏は「A Song for the Sprout」。
アルバム「PRESENTSⅢ」からの曲です。
オリジナルは羽毛田さんのソロ演奏ですが、今回はチェロのサブメロがついていました。
違和感はなくいい感じでした。

６曲目の演奏は「無伴奏チェロ組曲風のラルゴ」。
アニメ「西洋骨董洋菓子店」のサントラからの曲です。
その名の通り、結城さんが一人でラルゴを無伴奏チェロ組曲風に演奏していました。
まさにクラシック曲の演奏でした。

７曲目の演奏は「ジャズ・ラルゴ＠ロリポップ」。
こちらもアニメ「西洋骨董洋菓子店」のサントラからの曲です。
作ったときがバッハのアニヴァーサリーだったということで「全部バッハの曲にした」と曲紹介で言ってました。
一本さんのベース音をバックに羽毛田さんがしっとりとジャズ風に演奏していました。
途中、体を揺らしながらノリのいい演奏もしていましたが、羽毛田さんはアドリブもよくやってます。

８曲目の演奏は「Elegant Calm of the Moment」。
だいぶ前に放送されたNHKスペシャル「病の起源」挿入曲です。
だいたいオリジナルと同じようにチェロのメロディが響く演奏でした。
天野さんの位置が近かったせいか、シャカシャカと弾くギターの音がよく聞こえて気持ちよかったです。

演奏が終わると羽毛田さんたちが退場し、休憩時間になりました。
ロビーへ行きます。

スタンド花が何個か置いてありました。
まずはJ-WAVE。
羽毛田さんと言えば、昨年11/6にBunkamuraオーチャードホールで開催されたDENKA presents J-WAVE LIVE～AUTUMNで音楽監督を務めていましたね。
昨年10/3放送の「UMAJO CAFE PARADISO」にも生出演でした。

続いて、宮本笑里さん
2年前のデビュー5周年記念ライブではバンマスを務めました。
来月開催の「宮本笑里 with Friends」はもしかして羽毛田さんかバンマスなあと期待してましたが、後日、そうなることが発表されました。
もちろん、観に行く予定です。

続いて、NAOTOさんと柏木広樹さん。
NAOTOさんはimage 6 sixに収録されている「Turandot ～live image style～」でヴァイオリンを担当しているなど、羽毛田さんとは古くから交流があります。
柏木広樹さんも「image 3 trois」で「黄昏のビギン」を共演してたりと、こちらも交流が長いです。

最後に、葉加瀬太郎さんと高嶋ちさ子さん。
葉加瀬さんの２年前のアルバム「JAPONISM」をプロデュースし、NHK連続テレビ小説「てっぱん」のオープニングテーマ「ひまわり」も羽毛田さんアレンジですね。
高嶋ちさ子さんの「オーシャン・ブルー ～ORCA～」は羽毛田さんがプロデュースしています。
ただ、まさか羽毛田さんがこの春にHATSからアルバムを出すとはねえ。。。
写真は撮りませんでしたが、例によってHATSの大谷社長のスタンド花も置いてありました。

ロビーの一角では今年の1/26に開催されたlive image cinema bestのチケットを販売していました。
私は9月のlive image nouveau 2014でいち早く申し込んでしまったので今回はパスでしたが、座席を自分で選べるというのはかなりいいと思います。
こういうのがあるって事前に分かってると、もっといいんですけどねえ。。。

CD売り場にも人だかりができていました。
羽毛田さんのアルバムはPRESENTSシリーズは全部持ってます。
サントラはあまり持ってないのですが、羽毛田さんのサントラを買い出すと多すぎてキリがないので購入は控えています。
今回も我慢しました。

ロビーの奥にはカフェがあります。
目立たないところにあるのでいつもそれほど人が並んでない印象があります。

今回もアイスコーヒーを注文しました。
少し時間に余裕があったのでゆっくりと頂きました。

休憩時間が終わるとホール内は暗転。
羽毛田さんたちが再び登場しました(^-^)//""パチパチ

９曲目の演奏は「地球に乾杯」。
昔放送されていた同タイトルのテーマ曲です。
live imageではかなりの頻度で演奏されている羽毛田さんの代名詞的な曲ですね。
ただ、live image以外ではいつも違ったアレンジで演奏していてピアノソロ、チェロとのデュオと、しっとりとした演奏が続いてました。
途中からはテンポが速くなり、軽快な演奏に変わっていました。

羽毛田さん：この曲は最初、自分の名前で作ったのですが、曲が収録されたimageが100万枚売れて大きな反響があり翌年live imageをやりました。地球に乾杯があったからこそです。来年15周年ですが、非常にうれしい。今後も続けていきたい。

羽毛田さんはimageを見続けて15周年なんですよね。。。
ずっとlive imageの音楽監督もやっています。
感慨深いものがあったでしょうか。

羽毛田さん：image la plumeはもっと早くからやればよかったですが、こちらも続けていきます。今後もよろしくお願いします。
観　　　客：(^-^)//""パチパチ

他のアーティストのサポートではよく見かけてたのですが、このコンサートが実はソロコンサートが２回目だったんですよね。
まあ、忙しかったってことでしょう。

１０曲目の演奏は「太陽の仔」。
テレビ朝日ドラマ「氷点2001」サントラからの曲です。
羽毛田さんらしい、暖かみのある穏やかなピアノソロの演奏でした。

１１曲目の演奏は「愛を奏でて」。
映画「海の上のピアニスト」テーマ曲です。
モリコーネが作った曲ですが、羽毛田さんは昔からよく演奏していて得意のレパートリーになってるようです。
華麗なイントロがあって、その後はしっとりとしたピアノソロの演奏でした。

１２曲目の演奏は「臨死体験 メインテーマ」。
このときはなんかメロディがはっきりせず怖さを感じるような演奏に聞こえました。
まあ、テーマからしてそうなりますね。。。
一本さんと結城さんが楽器の音域にしたらかなりの高音を出してましたけど、そのせいもあるでしょうか。
前説では三途の川を渡る直前まで行って戻ってきたことを覚えている人がいるとか、大怪我して手術するときに幽体離脱したことを覚えている人がいるとか言ってましたが、かなりシリアスな番組だったのでしょうか。

ここで本日のゲスト、松田幸一さんが登場しました(^-^)//""パチパチ

１３曲目の演奏は「ダニーボーイ」。
有名なアイルランド民謡です。
松田さんがブルースハープでメロディをゆっくりと演奏していました。
普段、松田さんが持ちネタにしてるんでしょうか。
羽毛田さんは伴奏に徹していましたが、羽毛田さんの独特のひねりが小刻みに入ってて面白かったです。

１４曲目の演奏は「とんび ～メインテーマ～」。
その名の通り、２年前に放送されたTBS日曜劇場「とんび」のメインテーマ曲です。
この曲も松田さんがブルースハープでメロディを演奏していました。
他のサポートメンバーも戻って全員で演奏していましたが、少人数なので羽毛田さんの穏やかなピアノ演奏もよく聞こえていました。

羽毛田さん：ブルースハープは音が少ないんです。キーごとにハーモニカがあります。間違えると大変なことになるんです。
松田さん　：逆さまも大変です。
羽毛田さん：キーが書いてあるんですね。DとかGとか。

笛とかもきっとそうですよね。。。
ただ、ハーモニカを逆さまにしたことは多分ないなあ。。。
忘れました。

１５曲目の演奏は「Country Farm Band」。
4年前に放送されたTBS日曜劇場「獣医ドリトル」からの曲です。
天野さんのギターと松田さんのブルースハープがカントリーミュージック風に聞こえるのどかな演奏でした。
動物もののドラマということで、結城さんがチェロで牛とか馬の声を出していました。
チェロって結構表現力があるなあといつも感じています。

ここで松田さんが退場しました。

１６曲目の演奏は「アルマンドのルンバ」。
作者はあのチック・コリアですね。。。
live image 14 quatorzeでも演奏してた「Spain」のように激しかったです。
ステージの照明も赤くなり、全員の見せ場があって長い演奏でした。

１７曲目の演奏は「リベルタンゴ」。
live imageなどでも演奏されているピアソラの有名な曲です。
羽毛田さんの滑らかなソロイントロが入るのは羽毛田さん流ですね。
その後はlive imageとほぼ同じアレンジですが、ヴァイオリンで弾くところを結城さんがチェロでやってました。
最初のメロディはチェロでもいいのですが、最後の早くなるところもやってたのは凄かったです。

アンコール１曲目の演奏は「My Favorite Things」。
映画「サウンド・オブ・ミュージック」からの曲です。
live imageではゴンチチアレンジの演奏になっているということで、天野さんのアドリブソロイントロで始まりました。
その後は羽毛田さん中心の演奏に変わっていましたが、天野さんのギターもよく聞こえていました。

アンコール２曲目の演奏は「枯葉」。
有名なスタンダードナンバーで、いろんなミュージシャンにカバーされています。
羽毛田さんは「私事ですが、ジャズが好きだった叔父に捧げます」と言ってましたが、そういうことが起きたってことでしょう。
再び松田さんが出てきてブルースハープで哀愁が漂うメロディを奏でていました。
ただ、伴奏は派手だったりジャズになったりワルツになったりと目まぐるしく変わっていたのでずっと暗くはなかったです。

アンコール３曲目の演奏は「ROOKIES ～愛のテーマ～」。
TBSのドラマ「ROOKIES」サントラからの曲です。
ドラマがヒットしたこともあって、最近はlive imageでもよく演奏されています。
最後は普通のアレンジの演奏で締めくくっていました。

演奏が終わると羽毛田さんたちが退場し、コンサートが終わりました。

春のimage la plumeから少し曲を入れ替えてきた感じでしょうか。
メンバーも変わらないし私の席の位置もそれほど変わらなかったし、とりあえず再演という第一印象です。
でも、羽毛田さんのコンサートはホントに珍しいので、飽きは全然なかったです。
浜離宮朝日ホールの生音をじっくりと堪能できました。

今年もどこかでコンサートをやるんでしょうか。。。。
羽毛田さんのトーク内容からすると、今年もやるってことになりますが、きっとlive image 15 quinzeの会場で話を聞けるでしょう。
とりあえず、そのときまでのお楽しみにしておきます。