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(6/24)東儀秀樹×古澤巌ツアー「午後の汀」@Bunkamuraオーチャードホール [古澤巌]

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先月のことですが、雅楽の東儀秀樹さんと、ヴァイオリニスト・古澤巌さんのコンサートを観に行ってきました。
古澤さんメインのコンサートではないので観に行くかどうか少し躊躇しましたが、どんなコンサートを古澤さんがやってるのか知っておきたかったので、一回は観に行こうと思っていました。
ツアーは8月から後半が始まりますので、【ネタバレ注意】のライブレポです。


東儀秀樹×古澤巌 TOUR 2011 午後の汀
日時:6/24(金) 19:00~21:35(2時間35分)
会場:Bunkamuraオーチャードホール(東京)
出演:東儀秀樹(篳篥,笙,vocal,etc)、古澤巌(violin)、阿部篤志(piano)、
   小泉P克人(bass)、斎藤良(drums)、金益研二(keyboard)
曲目:
~1部~
♪明日への行進 (ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68 第4楽章より)
♪手をつなごう
♪エマニエル
♪シェトランド・エア
♪いい日旅立ち
♪ハーモニカの男
♪ニューシネマパラダイス~Medley~
♪尊い記憶 遥かなる平泉~世界遺産へ

~2部~
♪越天楽幻想曲
♪午後の汀
♪ふるさと
♪無伴奏バイオリンパルティータ第3番より「前奏曲」~ピアソラのアベ・マリア
♪JUPITER
♪タンゴ・アモーレ
♪Best Friends
♪大いなる世界

~アンコール~
♪子供たちに優しい未来を
♪DANNY BOY



渋谷に到着しました。
夏至に近い日なので、19時近くでもまだまだ明るいです。
相変わらずハチ公前の交差点は若い人でごった返していました。

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人と人の間を縫って会場に向かいます。
歩道が空いてたら1分は違うんじゃないかなあ。
会場に到着しました。

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開演時間まであと5分ですがまだまだ入場が続いていました。
やっぱり平日ですねえ。
ぎりぎりでしたが私も中に入ります。

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ロビーを通り過ぎてすぐにホールに入りました。
私の座席は1階26列20番です。
かなり後ろの席です。
3月のぐ古澤さんコンサート「LIVE UNDER THE TREE」の会場でチケットを売ってたので手数料なしの魅力に飛びついてしまいました。
チケット代が安い6/26の牛久公演でもよかったかもです。

開演時刻を迎えました。
さて、いつもどおりに会場スタッフからの案内を聞きますか。。。
いや。。。
ホール内は暗転し、バンドメンバーが入ってきました。
しばらくすると、前奏が始まりました。

えっ、もう開演ですか??
まさか遅刻厳禁とは思いませんでした。
以前ここで開催された古澤さん名義のコンサートは遅刻厳禁ではありませんでした。
東儀さんは古澤さんよりもせっかちなんですかねえ。。。
とりあえず間に合ってよかったです。

東儀さんが舞台右側から、古澤さんが舞台左側から登場しました(^-^)//""パチパチ

1曲目の演奏は「明日への行進」。東儀さんの曲で、ブラームスの交響曲第1番ハ短調の第4楽章をアレンジしたものです。
ブラームスの地味な部分を取り除いてスケールの大きいバラード曲なっていました。
バンドアレンジだったので迫力もありました。

そういえば、この5日後に宮本笑里さんも別アレンジ、別タイトルで同じ曲を演奏してたのを思い出しました。
今年って、ブラームスのアニヴァーサリーなんでしたっけ?
それとも、ただの偶然かなあ。。。
古澤さん:オーチャードホールにお集まりのみなさん、こんばんは。古澤巌です。
東儀さん:東儀秀樹です。
観  客:(^-^)//""パチパチ

ファーストトークは古澤さんから始まってよかったです。
東儀さん:3年目ですね。1年に数回演奏するようになり、3年前から何回も演奏一緒に演奏しています。
古澤さん:ここは思い出の場所です。
東儀さん:覚えてますよ。
古澤さん:今までできなかった曲をドカンと弾かせてくれてありがとうございます。

年下の東儀さんに対しても丁寧に応対していました。
まあ、いつもの古澤さんですね。

2曲目の演奏は「手をつなごう」。東儀さんの曲です。
穏やかな曲で、東儀さんと古澤さんがメロディーを交互に演奏していました。
私は古澤さんのヴァイオリンのメロディーのほうが好きだなあ。。。
東儀さんは音程取りづらそうです。
まあ、東儀さんの楽器は元々音程がないのでそんなもんでしょう。

3曲目の演奏は「エマニエル」。古澤さんの曲です。
古澤さんのヴァイオリンで始まりましたがその後はゆっくりと暗い演奏が続いていました。
東儀さんのメロディーが終わると古澤さんも続きます。
最後、2人でハモる箇所は他の楽器は止まり、かなりしんみりとしていました。
古澤さん:男であることを忘れてしまうくらい…素敵な曲です。こんなに色気のある曲で…大発見でしたね。
東儀さん:ありがとうございます。新しい方向が見えてきました。これで帰っていいくらいです。
観  客:(笑)
古澤さん:一緒にプレイしてると心を感じます。じゃあ、本当に帰りますか?
東儀さん:いや、帰らなくていいです。
観  客:(笑)

帰られては困ります。
東儀さんのキャラも面白いですね。
東儀さん:同時にアルバムが出ましたね。
古澤さん:ツアーに合わせたんじゃないですか?
東儀さん:あ、偶然だと思ってました。
観  客:(笑)

古澤さんのアルバム「Le Grand Amour」が6/8に、東儀さんのアルバム「子供たちに優しい未来を」が6/15に発売になっています。
まあ、古澤さんの見解が正しいでしょう。

ここで東儀さんは退場しました。

4曲目の演奏は「シェトランド・エア」。有名なアイリッシュの曲ですね。
ピアノの阿部さんによって古澤さんの「Concerto」のような感じにポップス調にアレンジされていました。
アイリッシュな感じは薄れてさわやかな演奏になっていました。

5曲目の演奏は「いい日旅立ち」。谷村新司さんの曲です。山口百恵さんが歌って有名になりました。
今でもいろんなアーティストにカバーされています。
最初はシャンソン風にしっとりと、後半は力強く演奏していました。
間奏ではタンゴが混ざり、ギギギーとタンゴのセミ奏法を使っていました。
タンゴの得意な古澤さんらしいです。
古澤さん:中学生くらいに山口百恵さんの歌を聞きました。大人になってから谷村新司さんとやきとりを食べたことがあるんです。似てるねと言われました。
観  客:笑
古澤さん:また会いたいです。アルバムを出したことを知って聴いてくれてたらうれしいと思いました。

この曲の著作権は谷村さんが持ってるので知ってて当然のはずなんですけどねえ。
どうなってるんだか。。。

6曲目の演奏は「ハーモニカの男」。映画「ウェスタン」のサントラからの曲で、モリコーネが作曲です。
古澤さんは最初は不気味な低音のメロディーをゆっくりと演奏していました。
その後はエレキギターがビンビンなってましたがものすごくヘビーでした。
全体的に重苦しい曲です。

7曲目の演奏は「ニュー・シネマパラダイス」のメドレー。これはモリコーネが音楽を担当したことで有名ですね。
メインテーマや愛のテーマなどなど穏やかな曲を優雅に演奏していました。
途中からは東儀さんが再び登場し、演奏に参加していました(^-^)//""パチパチ
古澤さん:1人で寂しかったです。
観  客:笑
古澤さん:2人で演奏すると本当にいいものです。
東儀さん:ジャンルが違うのに簡単に1つになれる…大きな力です。

ヴァイオリンに合わせられる東儀さんもすごいと思います。
古澤さん:今度の日曜日…大河ドラマに出るんですよ。
観  客:(^-^)//""パチパチ
古澤さん:千利休さん切腹のシーンなのですが、その弟子の古田織部なんです。写真を持ってきました。
東儀さん:これ見とかないとわからないですからね。
観  客:笑

この後、画像が出てきて大拍手でした。
チョイ役の出演は鹿鳴館以来かなあ。。。
ちょんまげ姿だと全然古澤さんっぽくなかったです。

この後は東儀さんも写真を見せていました。
12月に公開される「源氏物語-千年の謎-」で光源氏ではなく、一条天皇を演じるそうです。
これにも同じように拍手が出ていました。
普段から装束を着ている東儀さんにとってみれば普通でしょう。

8曲目の演奏は「尊い記憶」。東儀さんの曲です。
壮大なバラード曲で、東儀さん中心で演奏していました。
古澤さんはどっちかというとサポートに回ってた感じでした。
平泉の世界遺産登録を祈願して作った曲で、「世界遺産登録がほとんど確定的」とこのときは言ってましたが、2日後に無事に世界遺産登録が決定しました。
おめでとうございます。

演奏が終わると東儀さん、古澤さんとバンドメンバーが退場し、休憩時間となりました。
早速ロビーに行きます。

ツアーグッヅ売り場はとんでもないことになってました。
まあ、人が多い多い…
何が置いてあるかも判らないくらい接近できませんでした。
少なくともパンフレットは置いてあったようです。

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こちらはCD売り場です。
やっぱり多い多い…
写真を撮ったときは少し人が少なくなり始めたときだったので、もっと多くの人がいました。
2人のCDが発売されたばかりでしたので、まだ持ってない人が多かったことでしょう。
私もその一人です。

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私もこの輪の中に入りました。
まあ、みんなCDを買うのに必死でした。
スタッフ:CDはなくならないので押さないでください!!

と、叫び声が聞こえてました。
このスタッフは勘違いしてますねえ。。
誰もCDがなくなるとは思っていません。
休憩時間がなくなるんですよ。
窓口を増やしたほうがよかったんじゃないかなあ。。。
ようやく私の出番となり、CDをゲットしました。
もちろん、買ったのは古澤さんのCDです。

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握手会参加券がついていました。
握手会か…
古澤さんとの握手は5年前の葉加瀬さんツアー以来になるかなあ。
後で参加します。

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CD買ってたら休憩時間がほとんどなくなっていました。
急いで席に戻ります。
休憩時間が終わり、ホール内が暗転しました。

1曲目の演奏は「越天楽幻想曲」。よく神社の結婚式で新郎新婦が入場してくるときに流れていそうなあの曲です。
装束姿になった東儀さんが観客席左側の入口から入ってきて演奏が始まりました。
まあ、東儀さんにとってはユニフォームみたいなもんなので観客も驚きはしません。
ゆっくりと観客席を歩きながら演奏します。

ところが、しばらくすると、前からどよめきが聞こえてきました。
なんと、古澤さんが装束姿でヴァイオリンを弾きながらゆっくりと入ってきていました。
これには観客も大拍手でした(^-^)//""パチパチ

演奏が終わると装束姿の2人が並んで一礼していました。
東儀さん:とてもお似合いですよ。
古澤さん:それは、まことか?
観  客:笑
古澤さん:この格好でヴァイオリンを弾くのは初めて…このような素敵な装束だが、それにしても大変弾きにこう…
観  客:笑
東儀さん:平安時代の貴族の普段着です。
古澤さん:リハーサルで東儀さんのところに行ったら、みんな着てました。
観  客:笑

古澤さん、何にでも変装しますねえ。
2年前に葉加瀬さんと回った「The Violin Brothers」ツアーでは葉加瀬さんと一緒に「The Blues Brothers」の衣装を着て演奏していたのを思い出します。
この後もしばらく装束トークを続けていました。

2曲目の演奏は「午後の汀」。東儀さんの曲です。
ツアータイトルにもなってますね。
静かでゆっくりとした曲です。
神秘的なバラード曲で、2人が一緒にハモるところは特に美しかったです。

演奏が終わると互いに装束姿で抱き合いました。
古澤さんがゆっくりと退場しました(^-^)//""パチパチ
歩きづらそうですねえ。。。

3曲目の演奏は「ふるさと」。日本人なら知ってる名曲ですね。
震災の被災者や亡くなった方への祈りをこめて演奏すると言ってました。
最初は東儀さん一人で、途中からバンドメンバーも入って演奏していました。
静かで穏やかな演奏で、しみじみとしていました。

ここで、東儀さんが退場し、普通の衣装に戻った古澤さんが入ってきました(^-^)//""パチパチ
身軽になって楽になったでしょうか。

4曲目の演奏は「無伴奏バイオリンパルティータ第3番」より「前奏曲」 と「ピアソラのアベ・マリア」のメドレー。
最初の無伴奏~はヴァイオリンソロで軽快に演奏していました。
4年前の葉加瀬さんツアーで聴いて以来、久しぶりでした。
その後は静かな曲で阿部さんのピアノ伴奏をバックに穏やかに演奏していました。

演奏が終わると普通のステージ衣装に戻った東儀さんがササッと入ってきました。

5曲目の演奏は「JUPITER」。ホルストの組曲「惑星」からの1曲です。
東儀さんのCDにカバーバージョンが入ってます。
古澤さんもカバーしてるし、いろんなアーティストに演奏されてる有名な曲ですね。
最初は穏やかにメロディーを演奏し、途中からは古澤さんテイストの派手なバンドアレンジの演奏になっていました。
東儀さん:後半は古澤さんアレンジでしたが、篳篥(しちりき)で吹くのが不可能な感じでした。
古澤さん:篳篥がゆっくりとした曲しか演奏できないことは知ってるんですが、なんかムズムズしてしまいまして…
観  客:笑

確かにアップテンポでしたねえ。
これから盛り上がっていきます。

6曲目の演奏は「タンゴ・アモーレ」。古澤さんの曲です。
古澤さんコンサートでも盛り上がりますねえ。
この日もアップテンポになるところで手拍子が出ていました。
東儀さんも何とか頑張っていました。

7曲目の演奏は「Best Friends」。東儀さんの曲です。
原曲でも古澤さんは演奏に参加しているので合作になりますね。
ノリのいいさわやかな演奏で最初から手拍子が出てました。
古澤さんや東儀さんは左右に分かれて演奏して盛り上がりました。
ライトペンのような蛍光色がついたグッヅを出す観客もいました。
気分は「Fine day!」です。
古澤さん:めっちゃ楽しいですね。
東儀さん:楽しかったです。
古澤さん:オーチャードホールでたくさんの勇気をもらいました。多くの方々が震災に遭いましたが勇気と希望を持って進んでいけたらと思いました。僕らも無事に演奏できたことに感謝します。
観  客:(^-^)//""パチパチ

とても楽しかったです。

8曲目の演奏は「大いなる世界」。これは3月の古澤さんのコンサートでも演奏していました。
壮大なバラード曲です。
古澤さんが美しいメロディーを力強く演奏していました。
東儀さんは笙をずっと演奏していてとても神秘的でした。

この後はアンコールです。
一端退場していた古澤さんと東儀さんとバンドメンバーが登場しました(^-^)//""パチパチ

アンコール1曲目の演奏は「子供たちに優しい未来を」。東儀さんの曲です。
この曲は最初にスタッフがギターを持ってくるとどよめきが起きるところから始まりました。
その後はギターを弾きながらさわやかな声でバラード曲を歌っていました。
ギターも弾けて歌も歌えるんですねえ。
古澤さんはヴァイオリンに徹していました。

アンコール2曲目の演奏は「DANNY BOY」。これも東儀さんの曲です。
静かな曲でした。
最後はすごく神秘的でした。

演奏が終わると観客席が明るくなり、観客は総立ちになっていました。
古澤さんと東儀さんとバンドメンバーが前に出てきて一礼し、古澤さんと東儀さんは抱き合っていました。
古澤さん、東儀さんたちが退場し、コンサートが終わりました。

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この後は早速握手会に参加します。
この展開だと古澤さんと東儀さんの2人と握手ができる感じですね。
もともとCD売り場だったところに握手会会場ができています。
すでに古澤さんたちの登場を待つ行列ができていました。
これはまた混みそうだなあ。

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行列に並ぶ前に募金箱を見つけました。
コンサートのときも震災のことは話していましたねえ。
今回も1000円を入れておきました。
復興を願うばかりです。

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握手会の行列に並びます。
これはすごいなあ。。。
階段の周りを1週してそれでも足りず、2回のロビーを使っていました。
最後尾に並びます。
うーん…
周りは女性ばかりですねえ。。。
和服を着た女性が私の前に並んでいました。
東儀さんのファンはかなり強力なんだろなあ。。。

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15分ほど経ってようやく私の出番となりました。
東儀さん、古澤さんの順番にしっかりと握手。
古澤さんは観客にも低姿勢でした。
「楽しかったです」と言っておきました。

私の握手会はあっという間に終わりです。
この後もまだまだ続いていました。
結構後で並んだつもりでしたが、CDやグッヅを複数個買って2週目っていう観客も大勢いたんでしょうねえ。
会場を後にしました。

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東儀さんメインなので和楽器をたくさん使ったライブだったらどうしようと思ってましたが、例年開催されていたDandyismツアーと同じようにバンドスタイルのライブでした。
盛り上がったし、とても楽しかったです。
ただ、「Fine Day!」は聴きたかったかなあ。
東儀さん名義のコンサートなのでしょうがないところです。

古澤さん名義のコンサートをやってほしいところですが、昨年の「Soft Dandyism」と同様に冬とかになるのかなあ。。。
また古澤さんのコンサートを観に行ける日を楽しみにしようと思います。

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コメント 2

rossignol

はじめまして。臨場感たっぷりですね。
by rossignol (2011-07-18 20:08) 

たかぴー

>rossignolさん
はじめまして。
読んでいただきありがとうございます。
ライブレポはいつもこんな感じに書いてます。
長文になりがちなところが難点ですが、そこは容赦してください(^^;)
by たかぴー (2011-07-19 23:57) 

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