(6/29)宮本笑里さんリサイタルツアー「for」@サントリーホール [宮本笑里]
先月、ヴァイオリニスト・宮本笑里さんのリサイタル東京公演を観に行ってきました。
このリサイタルは本当は3月に開催だったのですが地震の影響で延期となっていました。
しばらくして振替公演が決まりようやく開催となったわけです。
東京公演では最初に楽団との共演があるとの情報が事前に入り、楽しみにしていました。
他の会場とは少し曲目が違うリサイタルのライブレポです。
宮本笑里 リサイタルツアー2011「for」
日時:6/29(水) 19:04~21:14(2時間10分)
場所:サントリーホール(東京、振替公演)
出演:宮本笑里(violin)、浦壁信二(piano)
吉田翔平(指揮)、神谷未穂(violin)、
仙台フィルハーモニー管弦楽団メンバーによるアンサンブル
曲目:
~プロローグ~
♪アヴェ・マリア(シューベルト)
♪On a Friday(ブラームス:交響曲第1番ハ短調 第4楽章より)
~1部~
♪愛のあいさつ
♪テンポ・ディ・メヌエット~プニャーニのスタイルによる
♪ZERO
♪白鳥
♪舞曲(ドビュッシー)
♪Marina Grande
♪Les enfantsde lla Terre~地球のこどもたち~
~2部~
♪チゴイネルワイゼン
♪ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調作品24「春」
~アンコール~
♪Butterfly
♪チャルダッシュ
開演15分前に無事に到着しました。
楽団との共演があるとのことで、遅刻厳禁です。
ここ、サントリーホールの隣にはテレビ朝日関係の建物があるようです。
テレビ朝日と言えば港区六本木ですね。
六本木ヒルズにもあったと思います。
モーニングバードという番組のポスターが貼ってありました。
私のように企業に身を置く立場からすると、3月まで日本テレビの朝の顔だったのになんで4月からテレビ朝日の朝の顔なんだよ思いますが、一応、ズームインがやってた時間とはずれているようです。
まだ1回も観てません。
あとは特に見るものはないので中に入ります。
入口の前にはチラシを配る人がズラリと並んでいました。
チラシの束を受け取って中に入りました。
チラシの中にはパンフレットがきちんと入ってました。
サントリーホールでは必ずと言っていいほどパンフレットは付いてきます。
曲名探しで苦労せずに済みますね。
ロビーではツアーグッヅが販売されていました。
松下奈緒さんさんツアー東京公演のときはツアーグッヅは行列に並ばないと買えず、かなりうんざりしてましたが今回は空いてました。
ツアーグッヅは3種類です。
オーガニックコットンタオルが500円。
エコバッグが800円。
ヴァイオリンストラップが1200円。
気分がよかったので今回は全部買いました。
まずはオーガニックコットンタオルです。
左下にはツアータイトルの「for」という字が見えます。
何に使おうかなあ。。。
しばらく閉まっておきます。
次はストラップです。
その名の通りヴァイオリンの形をしてます。
きらきら輝いてますねえ。
台紙にはツアータイトルが印刷されていました。
ストラップの裏を見るとここにもツアータイトルが見えます。
emiri miyamotoの字も見えますね。
気に入ったので毎日つけていくことにします。
最後にエコバッグです。
エコバッグというものは初めて買いました。
ちょっと小さくないですかねえ。。。
これではあまり買い物はできなさそうです。
仕方ないので、今までの笑里さんコンサートでもらったパンフレットや今回買ったタオルなどを入れておきますか。。。
何か役に立つときが来るでしょう。
ツアーグッヅ売り場の隣には募金箱が置いてありました。
これだけ目立つ箱だと発見されやすいですね。
今回も1000円を入れておきました。
続いて、CD売場です。
空いてるように見えますが、実は並ばないとCDを買えないようになっていました。
ただ、並ぶ方向はサントリーホールの外です。
もう一度外に出ます。
暑いなあ…
今回はアルバム「for」通常盤を買いました。
もちろん、初回限定盤は持ってるので安いほうを選んでます。
今回、アルバムを買ったのはこのアナザージャケットをもらうのが主目的でした。
顔全体が出てるほうが個人的にはいいかなあと思ってます。
あと、サイン会参加券もついていました。
売買禁止など細かい注意事項がたくさん書いてあります。
そんなに貴重なものかなあ。。。
予定外でしたが後でサイン会に参加してみます。
ホールに入りました。
私の座席は1階14列13番です。
早いうちに買ったつもりでしたがかなり後方になってしまいました。
会場が広いので音が聞こえるかどうか不安ですが、サントリーホールを信じることにしますか。。。
開演時間を少し過ぎたところで観客席の照明が暗くなりました。
グレーのロングドレスを着た宮本笑里さんが一人で登場しました(^-^)//""パチパチ
笑里さん:みなさま、こんばんは。宮本笑里です。
観 客:(^-^)//""パチパチ
笑里さん:ありがとうございます。憧れのサントリーホールのコンサートです。デビューは小ホールでしたが、あれから4年経ちました。3月にコンサートをやる予定でしたが、震災で延期となっていました。3ヶ月経った今日、やっと開催させていただくことができました。
私も3月に観に行く予定でしたが、笑里さんと共に3ヶ月我慢しました。
無事に開催となってよかったです。
ここで笑里さんの紹介で仙台フィルハーモニー管弦楽団のメンバー12人が登場しました(^-^)//""パチパチ
笑里さん:石巻市に取材で訪れたときに私にもできることがしたいと思って、仙台フィルと一緒に演奏することにしました。みなさま一人ひとりが考えるきっかけになればと思います。
石巻市も仙台市も大変なことになりましたねえ。
NEWS ZEROの取材で大変な状況を目の当たりにした笑里さんは番組の中で「ふるさと」を演奏していたと思います
笑里さん:3月から演奏してきたアヴェ・マリアを追悼の意をこめて演奏します。演奏後の拍手は要りません。
うーむ…
追悼の意と言われても…
素晴らしい演奏に対して拍手をしないというのは難しいぞ。。。
1曲目の演奏はシューベルトの「アヴェ・マリア」。このタイトルの曲の中では一番有名な曲ですね。
震災後のしばらくの間、SonyMusicのサイトで配信されていました。
今回は、楽団の静かな演奏をバックに美しいメロディーを奏でていました。
演奏が終わると、しばらくシーンとなってましたが、やはり一人拍手が出ていました。
クラシックコンサートで我慢するのは無理だと思います。
その後はコンミスの神谷さんとしばらくトークです。
笑里さん:地震が起きたときにどうでした?
神谷さん:ゲネプロを14分後に控えてたときに起きました。会場は仙台市青年文化センターだったのですが、上の飾りがゆっさゆっさ揺れていました。グランドピアノはストッパーがついてたのに動いてました。コンサートホールが壊れてしまって6月までキャンセルとなってしまいました。
関東でも川崎ミューザ・シンフォニーホールが壊れてしまい、9月まで使用不可になっています。
音楽の世界でも深い爪痕を残す結果となってしまいました。
神谷さん:小編成で100回演奏してきました。復活に向けて頑張ってます。
笑里さん:7月からはコンサートホールが使えるようになるそうです。そのときはまたお手伝いさせてください。
中止になっていた仙台市青年文化センターの公演が10/15に開催されることが決まったようです。
楽団との共演がまたあるかもしれないですね。
ここで笑里さんの紹介で、ピアノの浦壁さんと指揮の吉田さんが登場しました(^-^)//""パチパチ
吉田さんが指揮ですか!?
びっくりしました。
live imageや松谷卓さんコンサートでヴァイオリンを弾いている姿を見たことはありますが、指揮を見るのは初めてです。
髪を縛っている男性の指揮者は他にはいないかも。。。
一応書いておきますが、吉田さんは笑里さんのCDに入っている「Serenity」、「ZERO」、「gift」の作曲を担当しています。
2曲目の演奏は「On a Friday」。ブラームスの交響曲第1番ハ短調の第4楽章を吉田さんがアレンジしたものです。
ブラームスの地味な部分を取り除いて短くした感じでしょうか。
全体的にはさわやかな曲に聞こえました。
笑里さんは楽団と一緒に演奏していましたが、途中に浦壁さんの伴奏と笑里さんの軽快なメロディーのみの部分もありました。
仙台フィルのみなさんでした。どうもありがとうございました。
(^-^)//""パチパチ
仙台フィルのみなさんと笑里さんと浦壁さんは退場しました。
ここで10分の休憩。。。
特に何もすることなしです。
10分後、再び観客席の照明が暗くなりました。
膝が見える水色のドレスを着た宮本笑里さんがサポートの浦壁さんと共に登場しました(^-^)//""パチパチ
3曲目の演奏は「愛のあいさつ」。有名なヴァイオリンの小品ですね。
今回も笑里さんは優雅に演奏していました。
心地よい気分になりました。
笑里さん:あらためまして、第1部が始まりました。
さっきのはプロローグだったんですね。
ややこしいのでプロローグが1部でそれ以降が2部、3部でもいいかな。。
この後は一気に曲紹介をしていました。
4曲目の演奏は「テンポ・ディ・メヌエット」。その名のとおり、メヌエットです。
3部構成で重厚な演奏、軽快な演奏、重厚な演奏になってましたがわりと短い曲でした。
5曲目の演奏は「ZERO」。日本テレビ「NEWS ZERO」のカルチャーコーナーで流れています。
ピアノの禅僧で始まり、その後はピアノ伴奏に合わせて優雅に演奏していました。
私の隣に座っていた親子の子供が反応してたみたいですが、まさか放送時間に起きてるのかなあ。。。
6曲目の演奏はサン=サーンズの「白鳥」。有名な曲ですね。
美しいメロディーを奏でていました。
とても神秘的でした。
笑里さん:一緒に演奏してくれるピアニストを紹介します。浦壁信二さんです。
観 客:(^-^)//""パチパチ
笑里さん:デビューしてからずっとお世話になってもらってます。トークコーナーを作って大人気になりました。今回は1曲演奏していただけることになりました。おしゃべりが上手な浦壁さんに一言頂こうと思います。
浦壁さん:浦壁です。ハードルを上げていただいて…ピアノを弾いてると声が出なくなるんです。
浦壁さんにマイクを渡しました。
浦壁さん:今回演奏するのはドビュッシーの舞曲です。若干速めの曲でドビュッシーが若いころに作ったので聴きやすいと思います。レコードの最後のほうに入ってたのですがすぐに気に入りました。ハードルを自分で上げていることに気がつきました。
観 客:笑
浦壁さん:よくまああの時間にやってるなあと思います。あ、NEWS ZEROの話です。長くなってるわけには行かないので…(マイクを置く)
観 客:(^-^)//""パチパチ
笑里さん:それではどうぞよろしくお願いします。
今回も滑らかな口調で話していました。
相変わらず好調ですね。
笑里さんが退場しました。
5曲目の演奏はドビュッシーの「舞曲」。浦壁さんが一人で演奏していました。
軽快な曲で、弾むようなリズムで演奏していました。
いかにも舞曲でしょうか。
演奏が終わると再び笑里さんが入ってきました(^-^)//""パチパチ
笑里さん:とても素敵なピアノの音色をありがとうございました。浦壁さんのCDもロビーで売ってると思いますが、もしなかったら店で探してみてください。
観 客:笑
CD売り場に置いてあったかどうかは未確認です。
アナザージャケットを手に入れて満足してしまいました。
8曲目の演奏は「Marina Grande」。笑里さんのオリジナル曲です。
原曲と違ってピアノ伴奏のみなので壮大さは薄いですが、しっとりと演奏していました。
後半は力強く体を反らして演奏しててカッコいいです。
9曲目の演奏は「Les enfantsde lla Terre~地球のこどもたち~」。TBS「THE世界遺産」のエンディングテーマ曲です。
リサイタルではよく演奏してますね。
こちらも最初はしっとりと演奏していて最後は盛り上がる演奏でした。
平泉の世界遺産登録が決定した後でしたが、特に視界遺産トークはなかったなあ。。。
演奏が終わると笑里さんと浦壁さんが退場し、休憩時間になりました。
ロビーに出ます。
ロビーにはスタンド花が置いてありました。
J-WAVEは笑里さんが毎週日曜日に出演している「Classy Cafe」を放送してます。
ジェー・プラネットは検索するといろいろ出てくるのですが、恐らく南麻布にあってJ-WAVEとも取引がある音楽番組制作会社のことでしょうか。
SonyMusicは笑里さんがCDを出しているところです。
NEWS ZEROからも当然来てました。
節電のため一部照明を減光してるという紙が貼ってありました。
でも、そんなに気になりませんでしたよ。
これだけ明るければ十分でしょう。
ホールに戻りました。
休憩時間が終わると観客席の照明が暗くなりました。
ピンクのロングドレスに着替えた笑里さんが浦壁さんと一緒に出てきました(^-^)//""パチパチ
1曲目の演奏はサラサーテの「チゴイネルワイゼン」。
葉加瀬さんなどいろんなヴァイオリニストが演奏している有名な曲です。
有名なイントロで始まります。
その後はゆっくりですが技巧的な演奏でいろんな音色を出していました。
後半はアップテンポで激しい演奏でした。
聴いたことあるなあと思ったら、live image 11 onzeでも笑里さんは演奏してましたね。
笑里さん:第2部が始まりまして、サラサーテのチゴイネルワイゼンを聴いていただきました。これから長めのヴァイオリンソナタを聴いていただきます。聴いてても演奏してても桜色を感じる曲です。
桜の季節は終わってしまいましたね。
本来は間もなく桜が咲くころに演奏するはずでした。
2曲目の演奏はベートーヴェンの「ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調」。いわゆる「春」です。4楽章全て演奏していました。
楽章の間は横浜公演の時と違って拍手なしです。
サントリーホール独特の雰囲気があるのかもしれないですね。
第1楽章は一番有名な楽章だと思います。滑らかなピアノ伴奏をバックに優雅に演奏していました。
春に聴けたらもっとよかったかも。
第2楽章は全体的に静かでゆっくりと演奏していました。なんか耳に残るメロディーだなと思います。
第3楽章はアップテンポで軽快な演奏でした。この楽章はあっという間に終わりました。
第4楽章はさわやかな演奏でした。途中から力強いメロディーになって華やかに終わりました。
このあとはアンコールです。
一端退場していた笑里さんと浦壁さんが再び登場しました(^-^)//""パチパチ
笑里さん:最後まで聴いてくださってありがとうございました。
観 客:(^-^)//""パチパチ
笑里さん:とても暖かい拍手、ありがとうございます。
今回も楽しかったです。
アンコール1曲目の演奏は「Butterfly」。木村カエラさんの有名な曲です。
曲紹介のときに笑里さんの姉が最近結婚したことがきっかけでアルバム「for」に入れたことを話していました。
原曲の華やかさはないですが、美しいメロディーをしっとりと演奏していました。
演奏が終わると笑里さんと浦壁さんは退場しました。
まだ拍手が続きます。
もう1曲ありそうですね。
一端退場していた笑里さんと浦壁さんが再び登場しました(^-^)//""パチパチ
笑里さん:えー…しっとりと終わってもいいのですがせっかくなのでもう1曲演奏します。
観 客:(^-^)//""パチパチ
ありがとうございます。
アンコール2曲目の演奏は「チャルダッシュ」。いろんなヴァイオリニストが演奏する有名な曲です。
アンコールだったこともあって繰り返し部分をカットした少し短めの演奏でしたが迫力ありました。
演奏が終わると声援や指笛が聞こえていました。
盛大な拍手の中、笑里さんと浦壁さんが退場し、リサイタルが終わりました。
ロビーに出ます。
こういうクラシックホールには必ずアンコールリストが載ってました。
Butterflyって木村カエラさんという印象が強いのですが作曲は別の人みたいですね。
ちょっと違和感がありました。
この後はサイン会です。
サントリーホールのサイン会場はロビーではありません。
地下駐車場の奥にある楽屋口の中にあります。
いったん外に出ます。
地下駐車場への階段はホール入口のすぐ横にあります。
早速階段を通って地下に降りました。
うおっ!!
すでに長い行列ができていました。
サイン会会場はこの駐車場のずっと奥です。
今回もきついなあ…
CDを用意します。
どこに書いてもらおうかなあ。。。
しばらく待ってると、行列は前に進み始めました。
サイン会が始まったようです。
地下駐車場にリムジンが置いてあました。
こんな長い車に誰が乗るんですかねえ。
天下のサントリーホールなのでVIPが来ることもあるんでしょう。
今回はどうだったのかな。。。
ようやく私の番となり、サインをもらいました。
久しぶりのえみりんごです。
結局CDに書きましたがやはり窮屈なえみりんごですねえ。
やっぱりジャケットにすればよかったです。
それにしても、この日は暑かったです。
地下駐車場と言っても結局は屋外になるのでサインをもらうまでの間に汗をかいてしまいました。
サイン会をロビーでやるのは無理だったのかなあ。
とっとと掃除をしたいだけなのかな。
あるいは、サントリーホールの格式を保つためなのかな。
まあ、本当は3月に開催するはずだったのでしょうがないか。。。
会場を後にしました。
今回のリサイタルは震災の影響で一時はどうなるかと思いましたけど、振替公演が早くに決まり、楽団との共演もあって特別なリサイタルとなりました。
2月に横浜公演を観に行ったので払い戻しも考えたのですが払い戻さなくてよかったです。
本文中にも書きましたが4年前にサントリーホールの小ホールでデビューコンサートを開催しました。
このときは4年後に大ホールでコンサートをやるなんてまったく想像してなかったものです。
自分のライブレポを見たらあの時と同じ曲だったのは「愛のあいさつ」と「チャルダッシュ」だけでした。
でも1部に小品、2部にソナタ、アンコール2回の構成は最初から変わってないです。
昔も今もいろいろ楽しめるリサイタルになってるなと思いました。
次に笑里さんの演奏を聴くのは来月のlive image 11 onzeになるかなあ。。。
また演奏を聴ける日を楽しみにします。
2011-07-15 20:17
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