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(2/18)漆原直美ヴァイオリン・リサイタル@東京文化会館小ホール [漆原直美]

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先月、ヴァイオリニスト・漆原直美さんのリサイタルを観に行ってきました。
漆原さんの姿を拝見するのは2015年以来ですが、その間に男の子が誕生してたんでしたね。
久しぶりなので楽しみにしていました。
ということで、いろんなクラシック曲で楽しんできたリサイタルのライブレポです。

漆原直美ヴァイオリン・リサイタル
日時:2/18(土) 14:02~15:45(1時間43分)
会場:東京文化会館小ホール(東京)
出演:漆原直美(violin)、藤原亜美(piano)
曲目:
~1部~
♪ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ト長調(モーツァルト)
 Ⅰ.Allegro con spirito
 Ⅱ.Allegro
♪無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調(バッハ)
 Ⅰ.Allemande
 Ⅱ.Courante
 Ⅲ.Sarabande
 Ⅳ.Gigue
 Ⅴ.Chaconne

~2部~
♪華麗なるポロネーズ第1番 ニ長調(ヴィエニャフスキ)
♪シンコペーション(クライスラー)
♪前奏曲とアレグロ(クライスラー)
♪歌劇「ポーギーとベス」よりIt Ain't Necessarily So(ガーシュウィン)
♪エストレリータ(ポンセ)
♪序奏とロンドカプリチオーソop.28 イ短調(サン=サーンス)

~アンコール~
♪Yankee Doodle


会場に到着しました。
今回のポスターやチラシにはすでにプログラムも載っていたので分かりやすくていいです。
毎回新しいアーティスト写真を用意するイメージがありますが、今回は青いドレス姿ですね。
ピアニストは直前に藤原亜美さんに変更になりました。

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まもなく開演なのでホールに入りました。
私の座席はI列25番です。
横長のホールですが、運良く中央の席が取れました。
直前に到着だったのでほとんど埋まっていましたが1席だけポツンと空いてました。
正面から演奏を楽しみます。

開演時間を少し過ぎたところで場内は暗転。
ステージが明るくなると漆原さんとピアノの藤原さんがそれぞれ黒のドレス姿で登場しました(^-^)//""パチパチ
ありゃ、衣装がポスターとは違うのね。。。

1曲目の演奏はモーツァルトの「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ト長調」。
この曲は2014年の最初のリサイタルでも1曲目で演奏していました。
2楽章構成なので最初は軽く演奏というところでしょうか。

第1楽章は軽やかなピアノ演奏と明るいヴァイオリン演奏がいい感じで混ざって聞こえていましたがまさにモーツァルトですね。
それほど難しそうには聞こえてなかったのでヴァイオリンの音色をじっくり聴けました。

第2楽章は第1楽章よりは穏やかで優雅でしたが、明-暗-明の3つに分かれていてやや長い演奏でした。
それでもモーツァルトらしい上品さを演奏から感じられました。

演奏が終わると二人は退場し、しばらく経った後に漆原さんが一人で登場しました(^-^)//""パチパチ
次は無伴奏ヴァイオリンだったことを忘れてたのでなんかビックリです。

2曲目の演奏はバッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調」。
バッハの無伴奏ヴァイオリンはよく聴きますね。
最近は明るい曲の第3番をよく聴いてました。
今回は暗い方の第2番ですが、こっちのほうがよく聴いてるので耳馴染みがあります。

第1楽章は教会のオルガンで弾いてそうな重厚でゆっくりとした演奏でしたが教会音楽も得意なバッハらしいです。
第2楽章は3連符や普天音符が出てきてリズム感やスピード感を少し感じる演奏でした。
第3楽章はゆっくりと重苦しい演奏が続いてましたが、重音やトリルが多くて音の変化もありました。
第4楽章は3連符の滑らかでスピード感のあるメロディが最後まで続いてましたが、走り抜ける感じであっという間の演奏でした。

第5楽章はこの曲の中心的な楽章で、他の4楽章と比べて飛び抜けて長いです。
他の4楽章全て足した時間をはるかに越えた時間の長さがありました。
最初は重厚な演奏から入り、途中、速弾きなどいろいろテンポは調を変えながら演奏していましたが、ヴァイオリンでは大変だろなあと思えるアルペジオとかもありました。
最後はまた重厚な演奏に戻り、エンディングとなっていました。

演奏が終わると漆原さんと藤原さんが退場し、休憩時間になりました。
ロビーへ行きます。

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物販コーナーはなかったので早速ビュッフェへ向かいます。
いろいろ探し回ってた後だったのでちょっと出遅れたかなあ。。。
行列に並びます。

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ロビーにはモニターがついていて、残り時間が表示されていました。
この写真だと残り8分ですね。
分かりやすいです。

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アイスコーヒーを注文しました。
450円です。
ちょっと高めですね。
サントリーホールですら400円なのにと思いました。

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ホールに戻る前に入口で見かけましたが、入口付近のテーブルにたくさんの紙袋が置いてありました。
これ、もしかして観客が持ってきたプレゼントですかねえ。。。
そのくらい熱心なファンは誰にでもいそうなもんですが、これを持って帰るのって結構大変なんじゃないですか?
今回はキャパが小さいのでこのくらいなのかもしれないですが、キャパの大きいホールではどうしてるんだろうとちょっと思いました。

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休憩時間が終わると場内は暗転。
ステージが明るくなると水色のドレスに着替えた漆原さんがこちらも緑色のドレスに着替えた藤原さんと一緒に登場しました(^-^)//""パチパチ
漆原さんはやっぱり衣装がポスターとは違うのね。。。

3曲目の演奏はヴィエニャフスキの「華麗なるポロネーズ第1番 ニ長調」。
私が聴いたのは多分、初めてだと思います。
リズムが独特で、メリハリがあって力強くなったり緩やかになったりしていましたが、全体的には華やかな感じでした。
重厚なバッハの無伴奏の後だったので気楽な感じに聞こえました。

4曲目の演奏はクライスラーの「シンコペーション」。
この曲も聴いたことがなかったです。
タイトルどおりの演奏で、漆原さんのメロディがなんか面白く聞こえました。
ピアノ伴奏も軽いタッチで楽しい気分になる演奏でした。

5曲目の演奏はクライスラーの「前奏曲とアレグロ」。
この曲はいろんなヴァイオリニストが演奏してるので私も恐らく何十回も聴いてます。
前半の重厚な部分はベターっと弾くだけでなく多少切ったりと変化をつけてましたが人によって違うのが面白いです。
後半はひたすらテクニカルな演奏が続き、重音や速弾きも多くて激しさがありました。

6曲目の演奏はガーシュウィンの歌劇「ポーギーとベス」より「It Ain't Necessarily So」。
ガーシュウィンと言えば「Rhapsody in Blue」が有名ですが、こちらを聴いたのは初めてです。
違和感や不気味さのあるメロディとか変なコード進行とかはガーシュウィンの特徴ですね。
本来はピアノ曲ですが、今回はもちろん、漆原さんのメロディが入っていました。

7曲目の演奏はポンセの「エストレリータ」。
これはいろんなヴァイオリニストが演奏してるので何十回と聴いたことがあります。
前の曲が派手だったこともあり、この曲は穏やかで優雅に聞こえました。
漆原さんの重音のメロディも美しかったです。

8曲目の演奏はサン=サーンスの「序奏とロンドカプリチオーソop.28 イ短調」。
こちらは初めて聴きました。
こちらはピアノ演奏は控えめで、漆原さんのヴァイオリンメロディが中心でした。
リズムが変わったり転調したりして変化に富んだ長い演奏になっていました。
最後の速くて華やかなフィナーレは気持ちよかったです。

アンコールの演奏は「Yankee Doodle」。
この曲名で聴いたことがあるなあと思ったのですが、2015年11月のライブで演奏していましたね。
「アルプス一万尺」のメロディで知られている曲です。
最初はゆっくりとした演奏で始まりますが、だんだん速くなっていき、合間にハーモニクスを入れたりして変化をつけていました。
まさに気分はアイリッシュで、最後になるとかなり速い演奏になっていました。
フィナーレも気持ちよかったです。

演奏が終わると漆原さんと藤原さんが退場し、リサイタルが終わりました。

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漆原さんの演奏を観たのは本当に久しぶりでしたが問題なく楽しめました。
やはり産休が入るとどうなるんだろうと心配になるのですが要らぬ心配でしたね。
いろんなクラシック曲を聴けたなと感じました。
漆原さんに男の子が生まれて忙しいと思いますが、また演奏を観に行く機会があれば観に行きます。

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