(2015/12/24)ゴンチチのクリスマス2015＠紀尾井ホール

昨年末のことですが、アコースティックギターデュオのゴンチチのコンサートを観に行ってきました。
ゴンチチのクリスマスコンサートはここ数年ずっと続いていますね。
私にとってもお馴染みの行事になっています。
ゴンチチの穏やかなクリスマスソングの演奏で楽しんだコンサートのライブレポです。

ゴンチチのクリスマス2015
日時：12/24(木) 19:00～20:57(1時間57分)
会場：紀尾井ホール(東京)
出演：ゴンザレス三上(guitar)、チチ松村(guitar)
ゲスト：桑野聖(violin)、堀沢真己(cello)
曲目：
～１部～
♪Floating Bell
♪scarborough fair
♪What Child Is This?(Greensleeves)
♪28
♪LOVE
♪beautiful days
♪Tiny Lips
♪マルセルでさえも
♪7season 4beat

～２部～
♪Snow Child
♪The Christmas Song
♪White Christmas
♪Have Yourself A Merry Little Christmas
♪QED
♪9つの雫
♪Right Side of Sorrow
♪Valse
♪Children's Waltz
♪Acoustic eel
♪My Favorite Things

～アンコール～
♪放課後の音楽室
♪Silent Night


会場に到着しました。
紀尾井ホールの目の前にあるホテルニューオータニではクリスマスツリーのイルミネーションが点灯していました。
まさにクリスマス本番ですね。

実はこの日、ほんのわずかに遅刻だったので１曲目の後に入場します。
ホテルニューオータニの写真を撮ってる場合じゃなかったかなあ。
仕方ないのでロビーで待機。。。
ロビーにもクリスマスツリーが置いてありました。
こういうのは各会場にありますが、会場によって違うのが面白いです。
昨年のものと違うかなあと思いましたがさすがに同じ物でした。
そこは別にいいか。。

１曲目の演奏は「Floating Bell」。
映画「くらげとあの娘」のサントラからの曲です。
１年半前のlive image 14 quatorzeでも演奏されててソロコンサートでも演奏することが多い気がします。
ロビーで聴いていましたが穏やかなデュオ演奏が聞こえていました。

松村さんの挨拶が続いている間にホールに入りました。
私の座席は1階3列15番です。
座席表を見ましたが、前から3列目で松村さんが正面に見える位置でしょうか。
ステージにかなり近いですが、至近距離ならではの音や雰囲気を楽しむことにします。

ステージを見ると、三上さんや松村さんの目の前に集音マイクが設置されていました。
どうやら今回のコンサートは収録しているみたいです。

２曲目の演奏は「scarborough fair」。
アルバム「Very Special Ordinary Days」に収録されています。
サイモンとガーファンクルのが有名なイギリスの民謡です。
松村さんはギターの弾き方を変えて弾いてると以前言ってました。
その松村さんのギターアルペジオが神秘的に聞こえる静かな演奏でした。

松村さん：三上さん、まだしゃべりませんか？
三上さん：何も考えてなかったです。
松村さん：演奏中、三上さんをたまに見るのですが、こっちを見て微笑んでましたね。
三上さん：松村さんの髪がナウだなと。
松村さん：髪を見てたんですか。
観　　客：笑

夏に坊主頭にした松村さんでしたが、少し髪が伸びていましたね。
live image 16 seizeを迎える頃にはもっと長くなってるでしょう。

３曲目の演奏は「What Child Is This?(Greensleeves)」。
クリスマスアルバム「Merry Christmas with GONTITI」に収録されています。
グリーンスリーブスそのものなのですが、これにつけた歌詞がクリスマスキャロルってことみたいです。
しっとりとした哀愁の漂う演奏でした。

４曲目の演奏は「28」。
秋のバンドツアーでもデュオで演奏してましたね。
ドラマ音楽みたいな感じで温かみのある演奏でした。

５曲目の演奏は「LOVE」。
こちらも秋のバンドツアーでもデュオで演奏してました。
引き続き穏やかなデュオ演奏が続いていました。

松村さん：三上さんにしゃべっていただきましょうか。
三上さん：すごく響きがいいです。暖かい・・・
松村さん：ホールが暖かいんですかねえ。
三上さん：ホールが暑い。
松村さん：暑い？
観　　客：笑
三上さん：人のぬくもりがあります。
松村さん：なんか太陽があるんですかねえ。

ライトがきついんですかねえ。
アーティストを照らすライトは意外と暑いはずです。
ゴンチチの２人はいつも厚着ですが、薄着をしてもいいかも。

６曲目の演奏は「beautiful days」。
アルバム「Very Special Ordinary Days」に収録されています。
最近のライブではよく演奏されてますね。
軽快なデュオ演奏でした。

ここでヴァイオリンの桑野さんと、チェロの堀沢さんが登場しました(^-^)//""パチパチ
ゴンチチのストリングスと言えば桑野さんだなと思います。

７曲目の演奏は「Tiny Lips」。
イントロや間奏で桑野さんと堀沢さんのストリングス演奏が聞こえていました。
アルバム「オールタイムベスト」に収録されているのと同じようなボサノヴァアレンジの演奏でした。
Christmas Versionというサブタイトルがついますが、南米のクリスマスの雰囲気なんでしょう。

８曲目の演奏は「マルセルでさえも」。
1983年発売のファーストアルバム「ANOTHERMOOD」に収録されている古い曲です。
穏やかな演奏で、ストリングスも厚みのある音を添えていました。
２コーラス目では三上さんのアドリブ演奏があって熱くなる部分もありました。

松村さん：しゃべりますか？
三上さん：全員でカルテットですけど全員で回りたい。
松村さん：やる気ありますね。
三上さん：いや、回るんです。回転。
松村さん：僕たちが？それともお客さん？
三上さん：お客さん。
松村さん：速いと目が回りそうですが。
三上さん：ゆっくり見られると気持ち悪いのでちょうどいい。
松村さん：中華料理店みたいですね。
三上さん：ここに醤油があるんです・・・(マイクを置く)
観　　客：笑

最初は４人でツアーを回るんだと思いましたが観客席が回るんですか。。。
ホントに目が回りそうです。
ツアーはいつかぜひ。。。

９曲目の演奏は「7season 4beat」。
アルバム「Very Special Ordinary Days」に収録されています。
秋のバンドツアーではバンド演奏で演奏していました。
今回は４人の演奏だったのでそのときよりは穏やかでしたがそれでも明るい演奏でした。

演奏が終わるとゴンチチたちが退場し、休憩時間となりました。
ロビーへ行きます。

物販コーナーではゴンチチのグッズやアルバムが販売されていました。
いろんなオフィシャルグッズがあるのですが、どれも個性が強いですね。
最近のアルバムはどれも持ってますので今回特に買う物はないです。

スタンド花が置いてありました。
東京スカパラダイスオーケストラは過去にゴンチチのアルバムの収録に参加したことがあるみたいですね。

NHK-FM「世界の快適音楽セレクション」は毎週土曜日に放送されています。
そろそろまる１７年ですね。
たまにスペシャルがあったりするし、これからも続きそうです。

ロビーの一角ではクリスマスプレゼントの引き渡しが行われていました。
私はもちろんプレミアムチケットを購入しているのでクリスマスプレゼントを受け取ることができます。

早速受け取りました。
ロゼのスパークリングワインですね。
≪フリュッテル≫ヴァン・ムスー・ロゼ 750mlだそうです。
いろいろ検索しましたが、販売価格1512円で販売しているサイトがありました。
確かプレミアムチケットって3000円増しですよね。。。
結構盛ってますなあ。。。

ホールに戻りました。
休憩時間が終わると場内が暗転。
ゴンチチの２人が登場しました(^-^)//""パチパチ

１０曲目の演奏は「Snow Child」。
クリスマスアルバム「Merry Christmas with GONTITI」に収録されています。
その名のとおり雪がチラチラ降ってるかのような演奏で、松村さんのハーモニクスとか三上さんの神秘的なメロディが静かに聞こえていました。

１１曲目の演奏は「The Christmas Song」。
こちらもクリスマスアルバム「Merry Christmas with GONTITI」からの曲です。
完全にクリスマスソングですね。
穏やかな演奏が続いていました。

１２曲目の演奏は「White Christmas」。
クリスマスアルバム「Merry Christmas with GONTITI」からの曲が続きます。
有名なクリスマスソングです。
引き続き穏やかな演奏でした。

１３曲目の演奏は「Have Yourself A Merry Little Christmas」。
クリスマスアルバム「Merry Christmas with GONTITI」から４連続です。
スイングが入っててムード感のある演奏でした。
三上さんのメロディも気持ちいいです。

「２人だけでは不安でしたね」と松村さんが言うと、ヴァイオリンの桑野さんとチェロの堀沢さんが再び登場しました(^-^)//""パチパチ

１４曲目の演奏は「QED」。
秋のバンドツアーでも演奏してたお馴染みの曲です。
南国をイメージする穏やかな演奏でした。
今回はバンド編成ではなかったですが、ヴァイオリンとチェロがいるだけでだいぶ違う印象です。
チェロの堀沢さんはヴァイオリンの桑野さんとのハモリでやたらと高音を弾いてたのがこの編成ならではでした。

１５曲目の演奏は「9つの雫」。
アルバム「XO」からの曲です。
はっきり言ってコンサートで聴くのはかなり久しぶりですね。
それこそアルバムが出て以来10年ぶりでしょうか。
堀沢さんのチェロの音が聞こえる哀愁漂う演奏でした。

１６曲目の演奏は「Right Side of Sorrow」。
アルバム「Strings with Gontiti」に収録されています。
こちらはよく演奏してたイメージがあるのですが、私がコンサートで聴いたのは2011年以来なので久しぶりです。
オリジナルもストリングスつきなので聞き慣れた演奏ですが、三上さんの神秘的なアドリブ演奏が印象的でした。

ここで桑野さんと堀沢さんが退場しました。

松村さん：三上さんは12/30に62歳になるんですよ。
観　　客：(^-^)//""パチパチ
松村さん：まだ手が動くんですよ。そう思うことは？
三上さん：スーパーの特売。
松村さん：え？
三上さん：走って買ったときにいけてるなあと。足が速いです。
松村さん：スケボーを始めるんですよね。63歳で始めると言ってましたが1年遅れて64歳に変わりました。
三上さん：余力をつけて・・・
松村さん：20年前にできたことあるんです。
三上さん：ビギナーズラックです。
松村さん：天才かもと言ってました。

スケボーかあ。。。
ちょっと怪我しそうなので私は無理だな。。。
でも、走るのはできるように私も体調を維持したいところです。

１７曲目の演奏は「Valse」。
1984年発売のセカンドアルバム「脇役であるとも知らずに」に収録されている古い曲です。
最初の「Floating Bell」のような感じでブカブカと浮かぶような心地よい演奏でした。

１８曲目の演奏は「Children's Waltz」。
ジャズ・ピアニストのジョージ・シアリングが演奏していたそうですがゴンチチでは「初めて演奏する」そうです。
三上さんが見つけてきて松村さんがコードをつけたと言ってましたが確かにアルバム収録曲ではないです。
温かみのある穏やかな演奏でした。
演奏後、「還暦過ぎたのに新しい取り組み・・・褒めて下さい。」と言ってました。
松村さんが６弦をＤ調弦にしたのも珍しかったです。

ここで再び桑野さんと堀沢さんが再び登場しました(^-^)//""パチパチ

１９曲目の演奏は「Acoustic eel」。
ゴンチチのコンサートではいつもラスト前に演奏されます。
お馴染みのジャズワルツの演奏で、ストリングスの演奏も慣れたもんでした。
三上さんのアドリブメロディが長く弾いてましたが調子がよかったようです。

２０曲目の演奏は「My Favorite Things」。
ゴンチチのコンサートではいつもラストに演奏される代表曲です。
live imageではいつもオーラスに演奏されています。
ゴンチチの２人の演奏が中心でしたが桑野さんのヴァイオリンもよく聞こえていました。

アンコール１曲目の演奏は「放課後の音楽室」。
ゴンチチコンサートではアンコールに演奏されることが多いです。
落ち着かせる位置づけの曲になってるかもですが、そのギャップがいいです。
夕日が合いそうな感じの穏やかな演奏でした。

アンコール２曲目の演奏は「Silent Night」。
クリスマスアルバム「Merry Christmas with GONTITI」に収録されています。
クリスマスコンサートではいつもオーラスの曲です。
オリジナルは神聖なな感じがする曲ですが、そこはゴンチチらしく温かみのある演奏でした。
ストリングスも２コーラス目から入り、美しい音色を奏でていました。

演奏が終わるとゴンチチたちが退場し、コンサートが終わりました。

ロビーではすでにサイン会の準備が整っていて、サイン会を待つ観客の行列ができていました。
ダブル還暦フェスティバルのライブアルバムを購入した人も多いかもしれないですね。
ゴンチチのサインはいくつか持っているので今回は参加を見送りました。

時刻は21時過ぎ。。。
2時間ほどで終わりましたね。
会場を後にしました。

収録していたこともあってか比較的トークは少なめでしたね。
本文で書いた以外にもいろいろ話していましたが、短かった印象がありました。
でも、主目的は演奏を聴くことなので全然問題なしです。
ゴンチチらしい演奏を楽しみました。
収録した音源の一部が来月発売のアルバムに収録されるようなので、アルバムを買って聴いてみます。

次にゴンチチの演奏を聴くのは２週間後のlive image 16 seizeですね。
何を演奏するのか分かりませんが、いろいろ想像しながら当日を迎えることにします。