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(6/14)小松亮太 with ラスト・タンゴ・センセーションズ@秋川キララホール [小松亮太]

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先日、バンドネオン奏者・小松亮太さんのコンサートを観に行ってきました。
live imageが終わってからもいろいろなコンサートが詰まってる小松さんですが、今回は自宅から近いということで、あきる野市にある秋川キララホールを選びました。
来週、台北市で同じラスト・タンゴ・センセーションズのコンサートがありますけど、台湾の方のネタバレにはならにですよね。。。
タイトル通り、たくさんのタンゴで楽しんだコンサートのライブレポです。

小松亮太 with ラスト・タンゴ・センセーションズ
日時:6/14(土) 16:03~18:14(2時間11分)
会場:秋川キララホール(東京)
出演:小松亮太(bandoneon)、近藤久美子(violin)、鈴木厚志(piano)、
   天野清継(guitar)、田中伸司(contrabass)
曲目:
~1部~
♪目覚め
♪エル・チョクロ
♪小さな喫茶店
♪泣き虫
♪首の差で
♪情熱大陸
♪風の詩~THE世界遺産~
♪グスコーブドリの伝記
♪ジェラシー
♪エル・アランケ

~2部~
♪オブリビオン
♪フーガと神秘
♪アディオス・ノニーノ
♪リベルタンゴ
♪我が街へのノクターン
♪軍靴の響き
♪鮫
♪ブエノスアイレスの冬
♪五重奏のための協奏曲

~アンコール~
♪ラ・クンパルシータ



会場に到着しました。
入口の横にはたくさんのチラシが貼ってありました。
数えると45枚でしょうか。
いくらなんでも貼りすぎでしょう。
やっぱりポスターを貼ってほしかったな。。。

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チラシの1枚を拡大するとこんな感じ。
事前に入手していましたけど、なんかバンドネオンが大きく見えるのは気のせいかな。。。
あとは、これをいつ撮ったか。。。
結構前から使われているような気がしますけど、賞味期限はいつなんだろ。。。

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会場に入ったところにプログラムが出ていました。
ふむふむ。。。
1部が10曲で、2部が8曲のコンサートですかね。。。
どのくらいのコンサートになるのか事前に見当がつくので全てのコンサートで載せてほしいところです。

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ロビーは広々としてました。
ソファーもあるのでリラックスできそうですね。
休憩時間になったら座ってみるかな。

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お、これは!?
笛を吹いている裸の女性の像がロビーの片隅に置いてありました。
これを見ると神戸国際会館こくさいホールのロビーに置いてあった「美しき神戸へのメロデー」像を思い出すんですよね。
あれはドレスを着てヴァイオリンを弾く女性の像でした。
作者は同じ人なのかな。。。

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台座についていたプレートには「笛の遊び」と出ていました。
菅野邦彦さんの作品だそうです。
ただ、グーグル先生に聞いてみたものの、作者の詳しいことはよくわからず。。。
どんな人だったんだろう。。。

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ちなみに、「美しき神戸へのメロデー」こんな感じです。
両方とも金色ですね。
他のホールにも探せばあるのかな。。。
今後のコンサートで探してみます。

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ホールに入りました。
私の座席はF列13番です
会場が近いこともあって事前に会場に行ってチケットを直接買ったのですが、1つぽっかり空いていたので滑り込みで前のブロックの座席がとれました。
いい眺めで演奏を楽しめそうです。

開演時間を少し過ぎたところで場内は暗くなり、ステージは明るくなって小松さんたちが登場しました(^-^)//""パチパチ

小松さん:こんにちは、というか、こんばんは。暑い中を集まっていただき、ありがとうございます。バンドネオン・小松亮太です。
観  客:(^-^)//""パチパチ
小松さん:秋川は「か」に点々なんですよね?
観  客:(笑)
小松さん:9年前に登場して以来です。曲を多めにやります。
観  客:(^-^)//""パチパチ
小松さん:タンゴのインストゥルメンタルを堪能していただきたいです。

え、そうなの?
知りませんでした。。。
小松さん:タンゴのコンサートが初めての人は?
観  客:(^-^)//""パチパチ
小松さん:ある意味うれしく、ある意味寂しくもあります。

私はもちろん、拍手しませんよ。。。
でも、タンゴコンサートは小松さんしか知らないですが。。。

1曲目の演奏は「目覚め」。
ネスカフェゴールドブレンドのテーマです。
通称「ダバダ」と紹介してましたがその名の通りのCM曲をタンゴアレンジにして演奏してました。
4分以上の演奏になることもありますが、CM曲らしく2分もないショートバージョンでした。

2曲目の演奏は「エル・チョクロ」。
有名なタンゴです。
意味はスペイン語でとうもろこしと紹介してましたが、なんかトーンダウンしてしまいますね。
メリハリをつけてカッコよく演奏していました。
小松さん:「小さな喫茶店」を知ってる人は?
観  客:(^-^)//""パチパチ
小松さん:知ってる方の80%は昭和30年代を知ってる人です。

私はもちろん、残りの20%のほうです。
小松さんがいなければ知ることはなかったはず。。。
タンゴのことはすべて小松さんから聞いています。

3曲目の演奏は「小さな喫茶店」。
どっちかというと優雅な感じがするタンゴです。
こんなタンゴを聴いていた時代もあったと言ってましたが、ピアソラのじだいとはだいぶ違いますね。

4曲目の演奏は「泣き虫」。
作者不詳なんだそうです。
ミロンガやカンドンベのリズムを使って新しいアレンジで演奏すると言ってましたが、カンドンベの味がある分タンゴっぽくない感じに聞こえました。
演奏後に小松さんはこの曲が第一難関だったと言ってましたけど弾き慣れてないメロディーなのでそう思ったでしょうか。
ぜひ音源化してほしいです。
小松さん:タンゴはラテンミュージックなのですが、打楽器を使いません。ヴァイオリンとかベースでリズム感を出さないといけないですが、そこがタンゴの面白いところです。

ベースの田中さんを中心にして「枯葉」、「ラ・クンパルシータ」、「ハバネラ」、「カミニート」などを演奏させて、タンゴの特徴をしばらく説明していました。
ここは毎回言ってることなので詳しい内容は省略。。。

5曲目の演奏は「首の差で」。
今年のlive image 14 quatorzeでも演奏してましたね。
浅田真央さんが使ってたし、「セント・オブ・ウーマン」という映画でも使われていたと言ってました。
ベースの田中さんがいろいろなリズムを入れていたのは判りました。
ただ、どれと言われるとちょっときついですが。。。

演奏が終わって、小松さん以外のメンバーが退場します。
小松さん:この楽器、アコーディオンと思った人はいませんか?
観  客:(シーン。。。)
隣の観客:(^-^)//""パチ
小松さん:あっ!!まあいますよね。

よく聞いてましたね。。。
でも、この流れで誰も拍手してなかったらどうなってたんだろう。。。
小松さんのワンマンだというのにバンドネオンを知らないってそうはいないと思うんですけどねえ。
誰かに連れられて来た場合はありうるか。。。

6曲目の演奏は「情熱大陸」。
live imageでも冒頭で演奏しているあのバンドネオンソロの部分です。
今年もきちんと演奏していました。
小松さんは一人で弾くとオルガンのように聞こえると言ってましたけど、確かにそうでした。
小松さん:この楽器はアルゼンチンタンゴは全く関係がないドイツ製です。なぜ、アルゼンチンタンゴで使われるようになったのかは全く判りません。

バンドネオンがなかったころはクラリネットとかフルートとかの管楽器が使われてたんでしたっけ。。。
面白いもんですね。

7曲目の演奏は「風の詩~THE世界遺産~」。
1週間おきに流れている曲と言ってましたが、TBS「THE世界遺産」のオープニングテーマ曲です。
ベースの田中さんが出てきて2人で演奏していました。
2人だけの演奏していましたが、思ったよりも華やかでした。
バンドネオンは音がいっぱい出るんですよね。

8曲目の演奏は「グスコーブドリの伝記」。
おや?プログラムにない曲ですね。。。
演奏後、やりたかったのでやることにしましたと言ってましたが同タイトルの映画のテーマ曲です。
ギターの天野さんが出てきて2人で演奏していました。
こちらは2人だけの演奏ということで、オリジナルよりはかなりしっとりとした演奏になってました。
よくトリオコンサートでもこの編成でやってますね。
小松さん:映画やテレビなど、いろんなところでバンドネオンが流れるようになるといいなと思ってます。

まあ、十分流れてますよ。

9曲目の演奏は「ジェラシー」。
再び全員の演奏に戻ります。
葉加瀬さん、古澤さん、川井郁子さん、宮本笑里ちゃんも演奏していると言ってましたが、ヴァイオリンをフィーチャーしたタンゴです。
オリジナルはコンチネンタルタンゴですが、それをアルゼンチンタンゴにアレンジした演奏でした。
この曲はお決まりでヴァイオリンの近藤久美子さんが客席入口から出てきて通路を歩きながの演奏でした。
小松さんは演奏後に「踊り子に手を触れないようお願いします」と言ってましたけど、いきなり空席に座ったらとなりの人はびっくりだろなあ。。。
この台詞もお決まりです。
小松さん:プログラムには「リベルタンゴ」と書いてありいますが。気が変わりました。もったいぶってもっといいところで演奏します。

まあ、それはよくあることなのでいいです。
曲数が増える分には問題ないですから。。。

10曲目の演奏は「エル・アランケ」。
「行くぞ!」という意味だと紹介していました。
軽快なタンゴで、サラリと短い演奏でした。

演奏が終わると小松さんたちが退場し、休憩時間になりました。
ロビーへ行きます。

すでにソファーにはたくさんの先客が座ってました。
入口近くには物販コーナーがあって、小松さんのCDや本が販売されていました。
この後サイン会があると思いますが、小松さんは毎回サイン会をやってくれるのでありがたいですね。

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2階のラウンジへ。。。
とは言っても、テーブルが3つと自動販売機があるのみ。。。
誰もいませんでした。
やっぱり1階に戻るか。。。

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ということで、ソファーに座って休憩。。。
ここにもチラシがたくさん貼ってありました。
64枚かな。。。
ポスターもあるのになぜチラシ。。。
もしかして、余ったかな。。。

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休憩時間が終わったのでホールに戻ります。
場内は暗くなり、ステージは明るくなって小松さんたちが登場しました(^-^)//""パチパチ
小松さんは青い衣装に換えて登場です。
小松さん:ものすごい汗をかいたので着替えました。1部はベーシックなタンゴを演奏しましたが、2部はピアソラの曲を聴いていただきます。

1部はタンゴやバンドネオンの紹介が多かったですね。
でも、やはりピアソラは偉大です。

11曲目の演奏は「オブリビオン」。
暗い演奏でした。
この曲が使われてた映画が今度東京で公開されるとのこと。。。
当時は全然ウケなかったそうですが、「曲が気に入ったら観に行ってください。映画が面白くなくても僕は責任取りません。」と言ってました。
まあ、観に行かないでしょう。

12曲目の演奏は「フーガと神秘」。
タンゴ・オペリータ「ブエノスアイレスのマリア」第5場で流れる1曲です。
この部分はインストゥルメンタルなので、小松さんのソロコンサートでもよく演奏されています。
前半のフーガの部分が特徴的で、メロディが輪唱で続きます。
ベースの田中さんがメロディをやるところがズシンときてお気に入り。
その後も迫力のある演奏でした。
それに対して後半の神秘の部分は静かな演奏でした。

13曲目の演奏は「アディオス・ノニーノ」。
確か、キムヨナ選手がこの曲で踊ってたんですよね。
ピアノの鈴木さんとベースの田中さんと3人で演奏していました。
最近はトリオ演奏のバージョンで演奏していることが多い感じがします。
少人数でしたが、田中さんは弓で弦を叩いたり、手のひらでボディを叩いたりとしてたので見た目も楽しかったです。

14曲目の演奏は「リベルタンゴ」。
ピアソラの中では一番有名なタンゴで、「演奏しないと怒られる」くらいの曲だそうです。
NHK Eテレ「らららクラシック」で演奏した新アレンジで演奏していました。
なんか、前奏から違ってましたね。。。
その後は迫力のある演奏でしたが最近、ソロコンサートではレトロなアレンジで弾いてたので、ガチで聴いたのは久しぶりだったかも。
演奏が終わるとバックの照明が目がくらむくらいにピカッと光り、演出も派手でした。
そうえいば、6/15に再放送があるとこのとき言ってましたが、観るのをすっかり忘れてました。
スミマセン。。。

ここで小松さんの前にマイクが設置されます。
小松さん:マイクがありますが、歌いません。語ります。歌うほど図々しくありません。

中には歌う奏者なんかもいますけどねえ。
NAOTOさんはバースデーライブでなぜか「勝手にしやがれ」を歌ってますし、押尾コータローさんはライブでアリスの「チャンピョン」をかなりの頻度で歌ってます。
まあ、歌うことを自体は全く期待してません。

15曲目の演奏は「我が街へのノクターン」。
ピアソラの師匠というトロイロの曲だそうです。
天野さんと2人で静かに演奏していました。
「精神年齢が60歳で演奏しないといけない」と言ってましたけど、哀愁漂う演奏でした。
途中から天野さんの伴奏で小松さんが語りをやります。
「俺の街は。。。こんな風だった。。。」
やはり60歳という感じはしないですが、まあいいか。。。

16曲目の演奏は「軍靴の響き」。
ピアソラと同世代のモーレスが作曲でまだ存命と紹介していました。
ピアソラが存命なら93歳ですが、モーレスは現在96歳だそうです。
タフですねえ。
再び全員が登場してアップテンポで軽快に演奏していました。

17曲目の演奏は「鮫」。
ピアソラが妻から運動不足を指摘されて鮫釣りに行った際に作った曲と言ってました。
せっかく運動するところのはずがまた仕事をしてしまったんですね。
ヴァイオリンの近藤久美子さんのメロディが冴え渡っていました。
少しずつステップを踏みながら演奏してたので見た目も楽しかったです。

18曲目の演奏は「ブエノスアイレスの冬」。
ピアソラの有名な曲「ブエノスアイレスの四季」のうちの1曲で「夏」に次いで2番目に有名でしょうか。
全体的に少し暗めで、結構長く演奏していました。
高橋大輔選手が使っていましたがどこの部分を使ってたんでしょうねえ。。。
小松さん:今日は本当にありがとうございました。次の曲が形式上の最後の曲です。演奏が終わったらロビーに出てサイン会をやります。

形式上の最後。。。
そう言っていただけると見てるほうも安心しますね。
これを言っとかないとアンコールの拍手が出ないんじゃないかなと危惧してしまいます。
なんとなく見た感じですけど観客の年齢層がちょっと高いんですよね。。。

19曲目の演奏は「五重奏のための協奏曲」。
8分以上あるというもっと長い曲です。
最初は重厚な演奏、中間はスローでしっとりとした演奏。。。
小松さんや近藤久美子さんがメロディを持ち回って演奏していました。
そんなんだなと聴いてたらあっという間に終盤。
天野さんのメロディから盛り上がっていました。
今回は全然長く感じず面白かったです。

この後はアンコール。
いったん退場していた小松さんたちが再び登場しました(^-^)//""パチパチ
小松さん:またよければ呼んでもらえます?
観  客:(^-^)//""パチパチ
小松さん:すばらしいホールで9年前も楽しかった思い出があります。皆様にお礼申し上げます。

9年前は。。。
惜しいなあ。。。
私がまだlive imageに目覚めたばかりのころで、情報収集能力がありませんでした。
今後ここで開催されるのならまた来ます。

アンコールの演奏は「ラ・クンパルシータ」。
有名な曲はみんなやってしまったので。。。と言って演奏していました。
超有名なタンゴで、最近の小松さんのソロコンサートではいつもここで演奏しています。
各メンバーのソロパートがあり、演奏を終えると小松さんがマイクなしでメンバー紹介をしていました。
小松さん本人の紹介は近藤久美子さん。。。
これもおなじみです。
最後はテンポが速くなり、盛り上がって終わりました。

演奏が終わると小松さんたちが退場し、コンサートが終わりました。

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ロビーに出るとそれほど時間を経ずに小松さんが登場し、サイン会が始まりました。
小松さんはわりと早く出てきてくれるのがありがたいですね。
せっかちなんでしょうか。

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小松さんのCDでまだ買ってないのは「体脂肪計タニタの社員食堂」サントラだけなのですが、一応ダウンロード版は持ってるので何かのためにまだとっておこう。。。
ということで、今回はパスするかな。。。
会場を後にしました。

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2時間越えで全部で20曲のボリューム満点のコンサートでした。
私にとっては半年ぶりのキンテート(5人編成)。。。
半年前観に行ったときは体調不良のまま観に行ってボロボロでしたが今回はしっかりと楽しめました。
小松さんのパワーあふれる演奏がまたいいんですよね。
演奏もトークも熱い小松さんを十分に堪能しました。

次に観に行く小松さんコンサートは7/18になかのZERO小ホールで開催されるブエノスアイレスのマリア中野公演ですね。
ブログで紹介してませんが、7/15に板橋区立文化会館大ホールで開催される公演とともに昨年開催されて好評だったブエノスアイレスのマリアの再演が決まっています。
さすがにバルタールさんは来ませんが、ボーカルの代役もすでに実績のあるSayaca/KaZZmaに決まっているようです。
ライブCD聴いて備えることにします。

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