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(5/23)榊原大 Newアルバム発売記念コンサート「DEAR CLASSIX」@ヤマハホール [榊原大]

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3週間前、ピアニスト・榊原大さんのコンサートを観に行ってきました。
今回はコンサートのタイトルに新譜の名前がついたレコ発コンサートでしたので、その収録曲で楽しみました。
昨年末のクリスマスコンサートを観に行けなかったので大さんの演奏を生で聴くのは久しぶり。
開演時間を間違えてしまい、20分遅刻してしまいましたが、まだ1曲しか終了していなかったようでセットリストを全部抑えることができました。

一昨日、大阪公演が開催されたのでネタバレOKですね。
ということで、久しぶりに楽しんだ大さんのレコ発コンサートのライブレポです。

榊原大 Newアルバム発売記念コンサート『DEAR CLASSIX』
日時:5/23(金) 18:3?~21:02(2時間半ほど)
会場:ヤマハホール(東京)
出演:榊原大(piano)、齋藤たかし(drums)、森田晃平(bass)、坂上領(flute)
曲目:
~1部~
♪セカンドワルツ(ジャズ組曲第2番)
♪フォンフォン
♪月の光
♪ピアノとヴァイオリンのためのソナタより第4楽章
♪ピアノ五重奏曲より第4楽章

~2部~
♪11月のある日
♪ラヴ・ウォークト・イン
♪歌と踊り第6番
♪ミケランジェロ70
♪即興曲第15番「エディット・ピアフに捧ぐ」

~アンコール~
♪「デュエット」無言歌集 作品38-6
♪夜想曲 -1月-



会場に到着しました。
ここに来るのは初めてと思ったのですが、ズバリ銀座のヤマハのことでしたか。。。
私も楽譜を求めてにここに来たことがあるような。。。
当然、1階に見えるのはヤマハショップです。
中に入ります。

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ところが、なんか人の気配がない。。。
会場スタッフによれば、すでに開演してるがトークの最中ということで中に入れるとのこと。。。
うへっ。。。
19時開演だと思ってたら実は18時30分か。。。
平日ライブは厳しい。。。

大さんがメンバー紹介している間に席に座りました。
私の座席は1階H列12番です。
ファンクラブ枠があるので前の方はとれないのを覚悟していました。
中央よりなのでまあまあでしょう。
欲を言えば、ピアニストのコンサートなので左の方がよかったかな。

1曲目の演奏はショスタコービッチの「セカンドワルツ」。
これはすでに演奏が終わってましたが、曲紹介が後だったので曲名を聞くことができました。
アルバムではSINSKEさんのマリンバが入ってるようですが、今回はどういう演奏だったかなあ。。。
しっとりとしたワルツかな。。。
違ってたらスミマセン。。。
大さん:デビュー25周年ですよ。でも10周年記念ライブとかは好きではありません。バースデーライブもやってないです。やったことある人は?
他メンバー:\(⌒◇⌒)ハイ
大さん:いい企画ですね。やりましょう。
観 客:笑

フルートの坂上領さんは毎年バースデーライブをやってますね。
今年も6/11にBlues Alley Japanで開催されました。
いきなりのボケトークは大さんらしいところです。
大さん:次は2曲演奏します。「SAY YES」と「YAH YAH YAH」です。
観 客:笑
大さん:視力が悪くなっててすみません。

時事ネタをぶっこんでくるのはアーティストならではでしょうか。
両方ともダブルミリオンだったんですけどねえ。。。

2曲目の演奏は「フォンフォン」。
ブラジルのショパンと呼ばれたナザレの曲と紹介していました。
アルバムには入ってない齋藤たかしさんのタンベイロが華やかに鳴っててよりブラジル音楽っぽかったです。

3曲目の演奏は「月の光」。
ドビュッシーの有名なピアノ曲です。
アルバムではタロマさんのギターが入ってますが、今回は坂上領さんのフルートが神秘的な響きに聞こえました。
演奏後に領さんは大さんに「緊張した」と言ってましたが、この曲をフルートで響かせるのは珍しかったです。
ほとんどが領さんのメロディでしたが間奏では大さんの見せ場もありました。
大さん:月の光はアルバムの中で一番有名な曲かもしれません。音楽室で見かけるバッハ、モーツァルト、ベートーベンが有名ですが、自分の好きな曲を選んだところ、近現代が多くなりました。有名ではないですがアルバムとしてはどうなんだ?というのはありますけど。。。

確かに、個人的にはその有名人の曲のほうが好きなんですよね。。。
バッハの重厚な曲は特に好き。。。
スミマセン。。。

4曲目の演奏はフランクの「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ」より第4楽章。
大さんは曲紹介で「好きな曲」と言ってましたがヴァイオリニストの宮本笑里さんのアルバムにも第4楽章が収録されているので私も馴染みがありました。
元々ヴァイオリンが弾いてるところを坂上さんがフルートで吹いてて少しゆっくりでしたが第4楽章だけでもお腹いっぱいです。
大さんは力強いタッチで弾いてヴァイオリンリサイタルにはない音のバランスでしたがまあ、許容範囲内でしょう。

ここで坂上さんが退場しました。
大さん:アルバム作成にあたって、クラシックのベスト100のアルバムを買いました。昔の人はすごい曲を作ってたんだなと感じました。2部もアルバムの曲をいっぱい演奏します。とは言ってもアルバムの曲だけですが。

まあ、何百年経っても変わらぬ輝きを見せる曲たちですからねえ。
今作られている曲が何百年後に輝いているかどうかを知るすべはありませんが、何かしら残っててほしいなと思います。

5曲目の演奏はカプースチン「ピアノ五重奏曲」より第4楽章。
クラシックとは言っても20世紀の曲なので現代曲っぽいです。
難しい曲ですが癖になると演奏前にメンバー間で話していました。
初めて聴いた人は弾いてるなあと思ってるうちに終わってしまうのでは?と言ってましたが、メロディは解りづらくてまさにそんな感じでした。
ただ、リズム感はよかったので結構楽しかったです。

演奏が終わると大さんたちが退場し、休憩時間になりました。ロビーへ行きます。

まずは8階ロビー。。。
ヤマハホールはここ銀座ヤマハビルの7階と8階にあります。
まあ、狭いです。
やはり銀座のビルの中にホールを作ると縦長になるのはやむを得ないか。。。
CDの物販コーナーがありましたけど階段の方まで伸びていました。

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私もアルバムを買わないと。。。
今回のレコ発コンサートのタイトルになっているアルバム「DEAR CLASSIX」を買いました。
今回、これを買ったということで気がつくと思いますが、この日聴いてる曲は全て初見です。

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7階ロビーにはスタンド花が置いてありました。
キングレコードはアルバムの発売元です。
新鎌ヶ谷ライブハウス MT Milly'sは千葉県にある今年オープンしたばかりのライブハウスで大さんもすでに3/22にライブを開催済みですね。
私は観に行きませんでしたけどピアノソロのコンサートだったと思います。

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あとNAOTOさんや柏木広樹さんのスタンド花もありましたが、撮影できませんでした。
スタンド花の足元にテーブルが設置されていて、ちょうど安田社長がくつろいでいたのでレンズを向けられなかったんですよね。。。
退いてよとも言えなかったので諦めました。

休憩時間が終わるとホール内が暗くなり、ステージの照明が点灯。。。
大さんが1人で登場しました(^-^)//""パチパチ

6曲目の演奏はブローウェルの「11月のある日」。
私はこの曲をギター演奏でよく聴いていました。
大さんもギター演奏で有名と言ってましたが「ピアノでそのまま弾くと11月っぽくならない」そうで、オリジナルよりも半音下げて弾いていました。
少し暗めのしっとりとしたピアノソロ演奏でした。

7曲目の演奏はガーシュウィンの「ラヴ・ウォークト・イン」。
最初聴いたときには何かの曲ににてるなあと思ったのですが、先ほど聴いた「月の光」かな。。。
そんな印象でしたが頭の中に残存してたかな。
明るくしっとりとしたピアノソロソロ演奏でした。

ここで再びバンドメンバーが登場してフルメンバーになります。
大さん:アレンジを作曲家の啼鵬くんに頼みました。リハーサルのときに「そこでパン買ってきた」と言って会場に来てくれました。客席で演奏を聴いてくれたのでどうだった?と聞いたらピアソラのうんちくが始まりまして。。。ハイハイと返事しましたが、ほとんど聞こえていませんでした。
観 客:(笑)
大さん:すばらしい人ですよ。すごくいい人です。

啼鵬さん。。。
私がコンサートを観に行く先々でその名前を聞きます。
葉加瀬さんやNAOTOさんにも信頼されているアレンジャーですね。
6/21に開催のNAOTOさんと啼鵬さんのヒーリングライブを観に行きたかったですが、残念ながら落選。。。
他のライブを探すか。。。

8曲目の演奏はモンポウの「歌と踊り 第6番」。
最初にウッドベースで弦を軽く押さえて不気味なハーモニクス音を出したときは何だろなあと思いましたが、アルバムを聴いて納得しました。
前半は暗い演奏で、坂上さんの哀愁漂うフルートが響き、後半はドラムの音が響く激しい演奏に変わってました。
後で言ってましたが坂上さんはこの曲だけアルトフルートを使ってたそうです。

9曲目の演奏はピアソラの「ミケランジェロ70」。
ピアソラなのでタンゴです。
ということで、この曲が啼鵬さんのアレンジだったのですが、普段はバンドネオン使いなのでタンゴは得意だと思います。
派手なバンドアレンジの演奏でした。
合間合間で各メンバーの見せ場が出てきて曲が長くなっていました。
拍手が出たりと盛り上がりも出てきていました。

10曲目の演奏はプーランクの「即興曲第15番”エディット・ピアフに捧ぐ”」。
こちらも一段と激しい演奏になってました。
各メンバーのソロ演奏は長かったし、その中でも斎藤たかしさんのドラムソロにはかなり時間を割いていました。
ドラムソロはドラマーによって内容が全然違うのが面白いです。
大さん:千秋楽の会場は大阪ATC南港サンセットホールです。大阪の中心部から弱冠遠いです。やったことありあますか?
坂上さん:ないです。
大さん:夜景が見えるんです。興味があれば大阪までどうぞ。

一昨日の6/14に大阪公演が開催されましたね。
観に行きたかったところですが、私はこの日、別のコンサートでした。
若干内容が変わってるんじゃないかな。。。
あと、8/23に王子ホールで開催される恒例の遊宴コンサートの宣伝もしていました。
今年はチェロ5台との組み合わせで演奏するそうです。
もちろん、観に行きますよ。

アンコール1曲目の演奏はメンデルスゾーンの無言歌集「デュエット」。
オリジナルはどうか判らないですが、穏やかで明るいバラード曲に聞こえました。
坂上さんのフルートも聴いてて気持ちよかったです。

ここでバンドメンバーが退場し、大さんが1人になります。
大さん:アルバムの中に1曲だけオリジナル曲を入れました。ヤマハオリジナルの高いピアノです。PAを切ります。

ヤマハと言えば、楽器をたくさん作ってるメーカーでもありますね。
私もここにちょっとした楽器を買いに来たことがありました。

アンコール2曲目の演奏は「夜想曲 -1月-」。
PAを使わず1人で演奏していました。
いい響きだったので差分を感じなかったです。
しっとりとした演奏でしたが大さんらしいメロディーも出ていて映像音楽っぽく聞こえてました。

演奏が終わると大さんが退場し、コンサートが終わりました。

この後はサイン会です。
さっき買ったCDを持って行列へ並びます。
ところが、いつまで経っても出て来ません。
15分待ってようやく安田社長が大さんを連れて行列の横を通り過ぎて登場しました。
腹減ったなあ。。。

大さんのサイン会ではひとりひとり名前を聞いてサインと一緒に「XXさんへ」と書いてくれます。
ただ、私は「名前はいりません」と言って伏せておきました。
前に「たかぴー」と言って安田社長に非常に驚かれたのがトラウマになってます。
でも、代わりに「ありがとう」と書いてくれました。

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時刻は21時30分。。。
すっかり夜になってました。
銀座の夜はきっと長いですね。
会場を後にしました。

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レコ発コンサートということでアルバム「DEAR CLASSIX」から全曲のコンサートでしたが12曲しかないはずなのにかなり時間が経ってました。
大さんのコンサートらしくバンドメンバーの見せ場が多かったからでしょうか。
クラシック曲を大さん風に料理するコンサートと思ってましたけど、期待通りでした。
トークも程良いくらいにあって楽しかったです。

次の大さん名義のコンサートは真夏の遊宴ですね。
すでにチケットは購入済みです。
あれこれ想像を膨らませながら当日を迎えることにします。

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