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(12/23)加古隆クァルテットツアー@紀尾井ホール [加古隆]


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昨年末にピアニスト・加古隆さんのコンサートを観に行ってきました。
加古隆クァルテットを結成して2年目ですね。
久しぶりに紀尾井ホールに行ってオーケストラimageでも活躍するストリングスメンバー3人との美しい演奏を堪能してきました。

加古隆クァルテット2011秋ツアー
日時:12/23(金) 14:34~16:32(2時間)
会場:紀尾井ホール(東京)
出演:加古隆(piano)、相川麻里子(violin)、南かおり(viola)、植木昭雄(cello)
曲目:
~1部~
♪ジブラルタルの風
♪アラビアの町
♪摩周湖
♪雲
♪アダイ・アダイ
♪雪の中

~2部~
♪三つのワルツ
 ①風のワルツ
 ②霧につつまれた街
 ③黄昏のワルツ
♪太平洋の軌跡
♪花と虫の戯れ
♪組曲「パリは燃えているか」
 ①パリは燃えているか~イントロダクション
 ②ザ・サードワールド
 ③睡蓮のアトリエ
 ④パリは燃えているか
♪熊野古道 第1楽章

~アンコール~
♪それぞれの海



会場の紀尾井ホールは四ツ谷駅が最寄り駅です。
紀尾井ホールに向かうときはいつも目にします。
奥にある2つの建物は上智大学ですね。
やっぱり存在感があります。
手前の円形の建物は聖イグナチオ教会でしょうか。

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紀尾井ホールに向かう道の途中に上智大学の門がありました。
SOPHIAと書いてありますけど何の意味ですかねえ。。。


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おや?
試験会場と書いてありますけど何の試験でしょうか。
入試ではないのは確認したのですが何の試験だったか忘れました。



紀尾井ホールのすぐ近くまで行くとホテルニューオータニが見えます。
前面ガラス張りではないですが表面がツルツルですねえ。
鏡のように反射しているのが見えます。
まあ、値段もお高いのでここにお世話になることはないでしょう。

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紀尾井ホールの入口はその向かい方にあります。
まあ、ホントに目の前というわけです。
現在は開演まであと10分ほど…
中に入ります。

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ロビーにはクリスマスツリーが置いてありました。
こういうところに置いてあるっクリスマスツリーはとにかく装飾が盛りだくさんですね。
花も大きく珠も大粒です。



開演時間が迫ってきたのでホールに入りました。
私の座席は1階5列6番です。
ファンクラブ枠で取ったこともあってかセンターブロックはなんとか確保できましたがやや左側ですね。
ヴァイオリンの相川さんがよく見えるのでグッドです。

開演時間を少し過ぎたところで観客席側が暗くなり、ステージが明るくなりました。
観客が静かになったところで加古さんが一人で登場しました(^-^)//""パチパチ

1曲目の演奏は「ジブラルタルの風」。
加古さんらしくアルペジオが美しく、滑らかなメロディーが静かに響いています。
なんか神秘的でした。

2曲目の演奏は「アラビアの町」。
これは加古さんがピアノソロでよく演奏しているので馴染みがあります。
加古さんにしては珍しくリズミカルな曲だなと思う曲です。
明るいだけでなく異文化を思わせる不気味さや激しさを感じるところもありました。
加古さん:みなさん、こんばんは。加古隆です。
観  客:(^-^)//""パチパチ
加古さん:今日はクリスマスイブの前日という忙しいときに来て下さり本当にありがとうございます。10/1、福島で始まったツアーも今日が最終日。それにふさわしいコンサートになるように演奏します。

さすがに加古さんはイブイブという言い方はしないですね。
本当は10/1の福島公演も観に行きたかったところですが、残念ながらMotoGP世界選手権、日本グランプリを観戦していたので観に行けませんでした。
加古さん:ビオラの控え目だが深い音色をお楽しみください。南かおりさんです。
観  客:(^-^)//""パチパチ

加古さんの紹介で紫のロングドレス姿の南さんが出てきました。
こういう衣装で出てくるのは加古さんコンサートくらいですかねえ。
ビオラ奏者はそれこそ「控え目」なの中では貴重かも。

3曲目の演奏は「摩周湖」。
イントロでは南さんの低音メロディーが響いていました。
その後は加古さんの静かな演奏が続き、合間に南さんの深いメロディーが入っていました。
摩周湖って北海道の湖のことですが、透明度の高い湖ということなので観光目当てでいつか行くこともあるでしょう。

1曲演奏して南さんは退場しました。
加古さん:チェロは表現力がありソリストも使う楽器です。植木昭雄さんです。
観  客:(^-^)//""パチパチ

植木さんは多少ラフな衣装で出てきました。
まあ、男性の衣装なんてこんなもんでしょう。

4曲目の演奏は「雲」。
穏やかでしっとりとした曲です。
植木さんのメロディーが多く加古さんは少し控え目な演奏でした。

1曲演奏して植木さんは退場しました。
加古さん:ヴァイオリンは最も高い音が出る楽器で豊かな表現力があり、弦楽器の花形です。相川麻里子さんです。
相川さん:(^-^)//""パチパチ

ピンクのロングドレスを着た相川さんが出てきました。
相川さんが出演したコンサートは何回か観てますけど初めて見るかなあ。。。

5曲目の演奏は「アダイ・アダイ」。
前半は相川さんの高音のソロ演奏が続いていました。
途中から加古さんが加わると重音を入れたりし力強さが加わっていました。
まさに弦楽器の花形ですねえ。

1曲演奏して相川さんは退場しました。

6曲目の演奏は「雪の中」。
最後は加古さん1人で演奏していました。
タイトルのイメージからゆっくりとした曲かと思いそうですがスピード感のある曲でメロディーがかなり速いです。
同じ音の繰り返しがなんとなく神秘的でした。

演奏が終わると加古さんが退場し、休憩時間です。
早速ロビーに行きます。

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スタンド花を見つけました。
一番右はavexからのものですね。
加古さんのコンサートではいつも見かけます。
何年か前は松浦社長の名前もありました。
真ん中は加古さんが学長になってるアン・ミュージックスクールからですね。
これもよく見かけます。
一番左は…
スタジオジブリ?
加古さん、何か関わったっけなあ。。。

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2階ロビーにはビュッフェがありました。
今まで2階席に座ったことがないので今まで気がつきませんでしたねえ。
すでに観客がたくさん詰めかけていました。

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いつものようにアイスコーヒーを注文しました。
最初から気がついていればワインだったかもしれませんが、アイスコーヒーはすぐ飲めるし外れがないのがいいですね。



残り5分の案内が流れてきたのでホールに戻りました。
しばらくすると休憩時間が終わり、加古さん、相川さん、植木さん、南さんの4人が勢ぞろいでステージに出てきました(^-^)//""パチパチ

7曲目の演奏は「三つのワルツ」と題した「風のワルツ」、「霧につつまれた街」、「黄昏のワルツ」のメドレーです。
メドレーとは言っても違和感がなかったのでどれもフルに演奏していたと思います。
ストリングス3人いるので1部よりもやっぱり華やかです。
「風のワルツ」は力強い演奏で「霧につつまれた街」は神秘的な演奏、「黄昏のワルツ」は優雅な演奏でした。
最後の「黄昏のワルツ」は加古さんの代表曲でもあるので演奏後の拍手がやっぱり大きかったです。
加古さん:クァルテットを結成して2年目ですが、もう終わろうとしています。ツアーを回って思いましたが、僕のチョイスは間違ってなかったです。
観  客:(^-^)//""パチパチ

加古さんに選ばれた3人はみんなlive imageで毎年一緒に回っています。
もう気心知れた仲ですね。

8曲目の演奏は「太平洋の軌跡」。同タイトルの映画のメインタイトル曲です。
植木さんのソロ演奏に始まり、その後も静かな演奏でした。
間奏部分ではストリングス3人のみで音を響かせる箇所もあり、サントラとは違って少し静かですが美しい演奏でした。
実際のサントラではヴァイオリニスト・宮本笑里さんが演奏に参加していて笑里さんのCD「for」にも収録されていますね。

ここで加古さんは退場しました。

9曲目の演奏は「花と虫の戯れ」。「春~花によせて~」の第4楽章です。
残ったストリングス3人で演奏していました。
原曲は加古さんがピアノを演奏していたかどうかわかりませんが、春らしく明るくて流れるようなメロディーでした。
CDは一度廃盤になったものが200年に復刻されたそうです。
次にコンサート会場で見かけたら買おうかな。

再び加古さんが出てきました(^-^)//""パチパチ
加古さん:こういう曲が1曲あるとありがたいですね。
観  客:笑

うーん…
加古さんも還暦を過ぎてますから楽したくなるんでしょうかねえ(^_^;)

10曲目の演奏は組曲「パリは燃えているか」。NHK「映像の世紀」サントラから「パリは燃えているか~イントロダクション」、「ザ・サードワールド」、「睡蓮のアトリエ」、「パリは燃えているか」のメドレーです。
「映像の世紀」は私も毎回観てて音楽も強烈に印象に残りました。
加古さんを一躍有名にした作品だったことは間違いないと思います。
最初の「イントロダクション」はピアノソロでメインタイトルをしっとりと演奏していました。
その後はヘビーな演奏の「ザ・サードワールド」、神秘的な演奏の「睡蓮のアトリエ」と続き、最後はおなじみの「パリは燃えているか」で締めていました。
相川さんのメロディーが目立っててしっとりとしていました。

11曲目の演奏は「熊野古道 第1楽章」。
最近の加古さんのコンサートでは最後によく演奏されてますね。
もちろん、今回もクァルテットバージョンです。
自然の神秘や雄大さを感じる演奏でした。

この後はアンコールです。
退場していた加古さんたち4人が再び出てきました(^-^)//""パチパチ
加古さん:今日は本当にありがとうございます。
観  客:(^-^)//""パチパチ
加古さん:東日本は大変な災害、事故に見舞われました。日本人は何らかの影響を受けていると思います。コンサートを開催し、音楽を演奏できたことに感謝します。
観  客:(^-^)//""パチパチ

コンサートツアーの初日は福島でしたね。
加古さんも何か思うことがあったことでしょう。
私もコンサートの延期、中止などの影響を受けて大変な1年でした。

アンコールの演奏は「それぞれの海」。
これはクァルテットになってから欠かさず演奏されていると思います。
加古さんはクァルテットにとっての代表曲的存在です。
今回もメロディーを4人で持ちまわりながらしっとりと演奏していました。

演奏が終わると私の両隣の観客はスタンディングでした。
やっぱりファンクラブ枠の席は一味違いますね。
4人が退場し、コンサートは終わりました。

ロビーに出ました。
この後は事前に申し込んだ観客を対象に握手会があるようです。
順番を待つ観客が集まり始めていました。
加古さんと握手か…
なんか還暦を過ぎた加古さんの手がしわしわだったらどうしよう。。。
などと思っているうちに締め切りになったので参加しませんでした。
いつか参加することもあるでしょう。

外に出ました。
時刻は17時前…
目の前にあるホテルニューオータニの樹についたイルミネーションがいつの間にか点灯していました。
青…赤…緑といろんな色に変わり、なんかきれいです。

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今度は紀尾井ホールをバックに撮ってみました。
空はまだ明るいですが、夜になるとムード感満点のイルミネーションになってたことでしょう。
会場を後にしました。

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今は公演日から3ヶ月近くになりますけど先週の南島原公演が終わるのを待って書いたわけではありません。
単に私がだらしないだけです。
スミマセン。
来月からlive image 12 douzeですね。
加古隆クァルテットは今年も出演します。
何を演奏するか判りませんが、黄昏のワルツやパリは燃えているか以外だと先月放送されたNHK土曜ドラマスペシャル「キルトの家」のサントラからになるでしょうか。
live image 12 douzeの開催日を楽しみにしようと思います。

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